女性の9割 仕事と育児両立不安

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 子どものいない20、30代の働く女性の9割以上が、将来の仕事と育児の両立に対して不安を感じていることが、人材育成会社「スリール」(東京)の調査で分かった。

 調査は今年1、2月にインターネットで実施。子どもがいない23~39歳の女性有職者347人の回答を分析し、「両立不安白書」として発表した。仕事と子育ての両立について「不安を感じた経験がある」が93%に上った。

 現在の仕事については、「充実している」が80%、「管理職を経験してみたい」が67%だった。将来の育児・家事について、「自分がメインでやる」と思っている人も82%で高率だった。仕事も子育てもしっかり取り組みたいという姿勢がうかがえた。

 一方、「今の会社での働き方や子育て中の同僚を見て両立への不安を感じる」という人が73%に上った。「スーパーウーマンみたいな人ばかりで、私にはまねできないと絶望的になった」などの声も寄せられた。

 両立への不安から、「妊娠、出産の時期を遅らせることを考えた」(47%)、「転職、退職を考えた」(50%)という人も多く、現実とのギャップに悩む姿が浮かび上がった。

 スリール社長の堀江敦子さんは「女性は、仕事にも育児にも完璧を求める価値観からもっと自由になるべきだ。その上で、自身のライフプランやキャリア計画を上司らと共有していくことが大切。行政や企業は、『両立不安』を解消する取り組みを強化すべきだ」と話す。