NY発の人気パン「バブカ」、冷凍生地で手作りできます

バブカ バター、チョコたっぷり

 ヨーロッパで昔から伝わる菓子のように甘いパン「バブカ」。最近はホテルや専門店でも見かけるようになった。人気店のバブカとともに、家庭でも簡単に作れるレシピを紹介する。

シナモンやマンゴーも

 日本製粉によると、バブカは中欧や東欧で親しまれており、最近ではチョコレートを使ったタイプがニューヨークで流行。日本でも扱う店が増えている。バターなどの油脂や卵を多く使った生地に、チョコレートやシナモンなどをたっぷりと入れて焼き上げたタイプが人気で、長方形のローフ型やリング型のものがある。

 ホテル「マンダリンオリエンタル東京」(東京・日本橋)1階のグルメショップで販売している「バブカ」(税込み324円)は、もちもちとした生地に甘さ控えめのチョコレートを巻きこんである。

マンダリンオリエンタル東京の定番のバブカ(提供写真)

 パンの上にはシナモン入りのクッキー生地が載っており、サクサクとした食感も楽しめる。8月末までの期間限定で、マンゴーの果肉が入った「バブカ マンゴー」(税込み378円)も販売している。

 三越銀座店の中にある「ドミニクアンセルベーカリーギンザ」(東京・銀座)のバブカは、今年3月のオープン当初からの看板メニューだ。バターたっぷりのパン生地はしっとりと甘い。

 ダークチョコレートとチョコチップが入った「チョコレートバブカ」と抹茶味のチョコレートが入った「抹茶バブカ」の2種類がある。値段はともに972円(税込み)。

冷凍生地で手作りOK

家庭でも簡単に作れるリング型のバブカ

 パン作りに詳しい日本製粉東部技術センター(東京・千駄ヶ谷)の山口和久主幹に家庭で簡単にできるバブカの作り方を教わった。より手軽にチャレンジしてもらうため、今回は市販の冷凍デニッシュ生地を使い、リング型のバブカを作ってみた。

 まず用意したデニッシュの冷凍生地をトレーに並べて解凍する。室温で30分程度が目安だ。この際、生地が乾燥しないようにトレーはラップなどで覆っておく。

 解凍したら、この生地1枚を麺棒で延ばし、縦8センチ、横14センチほどの長方形にする。この表面に欧州で人気のチョコレート風味の甘いスプレッド「ヌテラ」を適量塗ってチョコチップを均一にばらまき、生地をロール状にまとめる。この時に閉じ口を水で貼り合わせるため、生地の端約1センチは何も塗らない。

 ロール状にした生地は長さ18センチほどに延ばす。この生地を焼き型に入れてハサミで表面に切り込みを入れる。切り込みは、内部に熱を通りやすくする効果もある。

 この後、生地を暖かい場所(約28~30度)に置き、パン生地を入れた焼き型の容積の8割ぐらいに膨らむまで約1時間発酵させる。最後に、別に作っておいた甘いそぼろ(クランブル)を振りかけた。200度のオーブンで約20分焼いたらできあがりだ。

 山口主幹は「今回は定番のチョコレート味を作ったが、季節の果物を入れたり、ジャムを塗ったりしてもおいしい。簡単にできるので試してみてはいかがでしょうか」と勧める。(伊藤剛)