レジャー向け「1日保険」スマホでOK数百円から

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 スポーツや旅行、ドライブなどに出掛けた際のケガや事故に備えるレジャー向けの保険が人気だ。スマートフォンやコンビニで簡単に加入できる商品が増え、補償内容も充実してきた。万が一に備え、休暇を存分に楽しみたい。

出発直前でも大丈夫

 保険は保険代理店などを通じて書面で契約するのが一般的だ。一方、レジャー向け保険は、スマホやコンビニで簡単に加入できる商品が多い。ほとんどは出発直前でも入れるほか、補償期間も1日単位など短く、保険料も数百円程度に抑えられている。このため「保険になじみの薄い若い世代の利用も多い」(損保大手)という。

 保険ジャーナリストの鬼塚真子さんは「24時間いつでも安価に加入できるので便利。年に何度もレジャーに出掛ける人は期間の長い保険の方が安くなるが、たまに出掛けるという人にとっては加入を検討する価値は十分にある」と話す。

山もスポーツも

 ハイキング向けには死亡・後遺障害や入院費用の補償に加えて、万が一、遭難した際の捜索にかかる負担にも備える保険が人気だ。

 アウトドア用品メーカーのモンベルが扱うハイキングなどレジャー向けの「モンベル野あそび保険」は、捜索費の補償も付いている。1泊2日で250円から同社ホームページで加入できる。引受保険会社は富士火災海上保険で、本格的な登山向けの「モンベル山行保険」もある。

出発直前でもスマホなどで加入できるレジャー向けの保険が増えている

 損害保険ジャパン日本興亜がソフトバンクのスマホ利用者向けに提供する「ソフトバンクかんたん保険 スポーツ・レジャー保険」は、1日300円(月500円)から加入できる。地震や噴火、津波による被害も対象で、アウトドアでのケガや遭難の際の捜索費を補償する。夏場は熱中症などに備える「子供のあんしん保険」(月350円)も人気だ。

 ゴルフの際は、ケガをさせたときの賠償や道具の破損に加えて、ホールインワンを達成した際に開くパーティー費用の補償も付いた保険が便利。au損害保険の「ゴルフの保険」は、日帰りか1泊2日の場合は428円から加入できる。auのスマホ以外でも利用できる。

 NTTドコモの契約者は、ドコモと東京海上日動火災保険が提供する「ドコモ ワンタイム保険」で各種保険が利用できる。

「ちょいのり」対応

 レジャーや帰省で親や友人の車を運転する際は、1日単位の自動車保険が使いやすい。東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」は、スマホやタブレット端末で加入できる。24時間で500円からと保険料も手頃だ。今年4月に商品を改定し、750円からの保険料で計4人まで補償できるようになった。

 三井住友海上火災保険の「1DAY保険」はセブン―イレブンのマルチコピー機でも契約できる。昨年12月にはスマホ用の専用アプリも投入。24時間で500円からの保険料で、加入が2回目以降の場合は4%の割引がある。

 一方、海外では日本の公的医療保険が使えず、治療費が1000万円を超えるケースもある。各社ともスマホなどで加入できる「海外旅行保険」を扱っており、外務省も加入を勧めている。出発前にぜひ検討したい。(佐俣勝敏)