ベランダをリビングにする提案 イケア、ニトリ、無印良品で探す

イケア・ジャパン提供

家具や植物を並べて憩いの空間に

 ベランダやバルコニーをリビングとして楽しむ人が増えている。少し手を加えれば、洗濯物を干すスペースを気分転換や家族のコミュニケーションの場として活用できる。手軽に印象を変えられる商品も充実してきた。

 「洗濯物や布団も干しますが、週末はテーブルを出して家族で食事をします」。川崎市の一戸建てに住む主婦(45)は最近、昼寝や読書用にハンモックも購入。バルコニーで過ごす時間が増えた。

 イケア・ジャパンが今春に1000人を対象に実施した意識調査によると、「ベランダやバルコニーで過ごす時間をもっと充実させたい」との回答はファミリー層では52・2%で、スペースの有効活用に対する関心の高さがうかがえる。

 新築住宅の設計も変化してきている。住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」の池本洋一編集長は、「バルコニーの奥行きが2メートル程度と広めのマンションが一般的になり、戸建てでも屋上バルコニーの設置を提案するハウスメーカーが増えてきた。利便性の高い都心部でリビングとして使える空間を広げたい人に受け入れられている」と解説する。

 さらに、「比較的簡単にスペースをアレンジできる商品が増えてきている」(総合情報サイト「オールアバウト」住まいの設備ガイドの岩間光佐子さん)こともスペースの有効活用に役立つ。

床を飾るタイルやラグ、ガーデンベンチが人気

 快適に過ごす場としての雰囲気作りとして、床の装飾から始める人が多い。

 ニトリの「ジョイントタイルシリーズ」(税込み販売価格449円~)は木、磁器、人工芝の3種から素材を選べるタイルで、組み合わせて使うこともできる。

 良品計画が展開する生活雑貨店「無印良品」では、ベンチとしても、小型のテーブルとしても使える「ガーデンベンチ・小」(同1万3000円)が人気だ。堅くて朽ちにくい木材を使用しているので耐久性に優れている。

イケア・ジャパン提供

 イケア・ジャパンでも室外に置ける家具やラグが人気だ。軽食などを楽しむのにちょうどよいサイズの「テルノー テーブル&チェア2脚屋外用」(同4999円)は、今年5月の販売個数が前年同月比で25%以上伸びた。今年4月発売の「シェルベク ラグ 平織り」(同3999円)は、日焼けで変色しにくく水を吸わないので、屋外でも使いやすい。汚れは布で拭き取ることができる。

子どもの転落や物の落下に注意を

 バルコニーやベランダを利用する際に注意すべきこともある。オールアバウトのガイド、岩間さんは「子どもの転落や強風などによる物の落下」を挙げる。

 マンションの場合はベランダは共用部分となる。岩間さんは「緊急時の避難経路にもなるので、隣戸との間にある『仕切り板』や床面の避難ハッチ周辺には物を置かないほか、管理規約などで事前にできることできないことを確認することが大切」と指摘する。騒音や煙などを出さないように、近隣への配慮も忘れないようにしたい。

(松尾大輝)