チャーミングなほうろうの弁当箱、マグカップとおそろい

川島蓉子さんのごほうび

トラネコボンボン ほうろうお弁当箱M(手前)4644円、お弁当箱S(右)4320円、マグカップ2376円(いずれも税込み)

 久しぶりに訪れた岡山県倉敷市で、チャーミングな商品と出会った。猫のイラストが楽しいほうろうでできた弁当箱とマグカップだ。これは「倉敷意匠計画室」という生活雑貨メーカーがオリジナルで作ったもので、社長を務める田辺真輔さんは、器や文具類をはじめ、バッグやアクセサリーなど、幅広いアイテムをそろえ、倉敷市でショップを展開している。

 凝り性の田辺さんは、好きな作家と出会うと、話を持ちかけ、さまざまなモノ作りに挑戦してきた。この弁当箱とマグカップは、菜食料理などのケータリングを行う「トラネコボンボン」を主宰する料理人・中西なちおさんに猫のイラストを依頼して作ったもの。

 ただ、 楕円だえん形の弁当箱は、工場を探すのに思いのほか苦労を重ねた。メーカーにあたったところ、作ったことがない、あるいは作るのにお金がかかると断られ、多くの工場にあたって、ようやく引き受けるところを見つけた。つまりほうろうでできた楕円形の弁当箱は倉敷意匠計画室が手がけたものしかないのかもしれない。

 ほうろうの持っているつやのある質感が、絵柄を引き立てるとともに、中に入れたおかずをおいしそうに見せてくれる。マグカップと一緒に持参すると、少しぜいたく気分のランチタイムを過ごせそうだ。視線を投げかける度に、田辺さんが語ってくれたエピソードを思い出し、丁寧に使おうという気持ちになる。

 直営店・倉敷意匠アチブランチ((電)086・441・7710、月曜休み)

http://www.classiky.co.jp/

川島蓉子
川島蓉子(かわしま・ようこ)
ifs未来研究所所長

この季節、早朝に窓からのぞむ空の青、木々の緑、それぞれの色合いが濃さを増している。猛暑を乗り切るには、毎日の装いも、エネルギーをもらえるような濃い色をと思い、青空色の綿のスカートや、ひまわり色のブラウスを身に着けている。