「何様?」耳を疑う電話応対、あなたは大丈夫?

写真はイメージです

 携帯電話の普及で、職場の電話応対を苦手とする人が増えているのかもしれません。掲示板サイト「発言小町」に、「本当にかかってきた『何様』」という投稿がありました。

「何様」「お名前様」「お電話様」…

 投稿したハンドルネーム「でんわ」さんの職場に、営業電話がかかってきました。上司が不在と告げると、相手は「後日かけ直しますが、何様にお電話すれば?」。以前、「新人が『どちら様』を『何様』といった」という笑い話を聞いたことがあった「でんわ」さんは、新人とおぼしき電話の主の上司や親御さんに向け「どうかどうか折に触れて教えてあげてくださいね」と、優しく案じています。

 この投稿に対して、おかしな受け答えの例が続々集まりました。
 「ハロン」さんは、レストランの予約を電話でしようとして、若そうな男性従業員に「お名前様をいただけませんか」と言われて驚いたと言います。「れんた」さんは、作業の打ち合わせを業者としている際に、電話で名乗ったにもかかわらず、「お電話様」と呼ばれたとか。

固定電話に慣れない世代、音声会話すら面倒に?

 新入社員時代には誰でも一度は経験する電話での失敗談。ただ、スマートフォンや携帯電話の普及が「失敗」に拍車をかけている側面もあるようです。

 総務省が発表した「平成28年通信利用動向調査」(有効回収数=17040)によると、世帯別固定電話の保有率は20代の世帯ではわずか7.5%。一方で、携帯電話(スマートフォン、PHSを含む)の保有率は99.9%で、各世代別でもトップでした。

 つまり、若者が使うのは、設定してあれば発信者が誰かがわかるパーソナルな電話機が主流であり、非通知の通話には出ないことも。発信者や話者がわからないオフィスの電話に慣れていない新入社員がとっさの対応ができないのは、当然かもしれません。

 ヨミウリオンライン・深読みチャンネル「呼び出し音にビクッ…電話に出られないボクらの事情 で、企業の新人研修を請け負うキャリアコンサルタントの上田晶美さんは、「最近の若者は、固定電話に慣れていないのです。生まれてからこれまで、『家に固定電話がなかった』という人も珍しくありません。そればかりか、ツイッターやLINEなどのSNSを使ったコミュニケーションが主流となり、音声会話そのものを億劫おっくうと考える人も増えています」と指摘しています。

 メールやSNSでのやりとりが増えてきてはいますが、「急な予定変更などは電話で確認したり、念を押したりすのるが社会人としてのマナー」と上田さん。改めて電話マナーを勉強しなおし、お互いに不快にならないようなコミュニケーションをとりたいですね。

 あなたは電話応対に自信がありますか?(メディア局編集部 遠山留美)

【アンケート:電話応対に自信ありますか?】

 


■紹介した発言小町のトピはこちら→「本当にかかってきた『何様』