勤務時間にノンアルコールビールを飲むのはダメ?

 ビールからワインまで様々なノンアルコール飲料が人気です。掲示板サイト「発言小町」に、そんなノンアルコールビールを職場で飲んで上司にしかられたという女性の投稿があり、賛否が分かれています。職場でノンアル飲料を飲むこと、どう思いますか。

 投稿したのは、「お酒が大好き!」な30代の女性。仕事中はぐっとがまんして、15時の休憩時間にあらかじめ冷やしておいたノンアルコールのビールを自席で「プハーッ」と飲んだそうです。その姿を見た上司から叱責されてしまいます。

休憩時間なのにどうして飲んじゃいけないの?

その時のやりとりもつづられています。

  自分の席で飲んでいると、上司に呼び出され、
  上司「何飲んでるんだ」
  私「ノンアルコールビールです。本物ではありません。間違えちゃいました?」
  上司「会社で就業時間中に飲むものじゃないな」
  私「えっ?アルコール入ってませんけど」

 その後も1時間以上しかられて、揚げ句に「明日は出社しなくてよいから家で反省文書いてこい」と上司に言われてしまいます。納得できない女性は「どうしてダメなの?」と発言小町に投稿しました。

 

 発言小町では賛否が分かれました。「就業規則に明記されていない内容で、上司が勝手に出社停止にするのは、いかがなものかな?」と投稿した女性を擁護する意見もありましたが、「就業時間中に飲むなんて、非常識」という意見が多数をしめました。

 ヨーロッパ在住のユーザーからは「昼食時にビールやワインは当たり前」との意見がありましたが、日本ではアルコールが含まれた飲料は「ご法度」という認識が強いようです。

 アルコールがまったく含まれていない「清涼飲料水」であっても、見た目が「ビール」と同じなので、休憩時間とはいえ、就業時間中に飲むのは社会人としては慎むべきという意見が目立ちます。一方で「マグカップなどに移して飲めばばれなかったのに」や「席を離れて飲めばよかった」というアドバイスもありました。

 そんな意見に対して、投稿した女性は、上司が旅行みやげで配られたウイスキーボンボンを、就業中に職場で食べたことをあげ、「ウイスキーボンボンは良くて、なぜノンアルコールビールはダメなのか?理由を知りたい」と書き込んでいます。

オフィスに自動販売機を設置している企業も

 サントリーでは、2016年からオフィスにもノンアルコールビール専用の自動販売機を設置しています。需要がどの程度あるかを尋ねてみました。

 同社広報によると、「現在全国で280台ほど設置されていますが、主な設置ターゲットは温浴施設やゴルフ場のため、貸会議室で22台、オフィスでの設置は8台程度です」。

 サントリーホールディングス社が今月発表したインターネットの意識調査によると、約7割の人が「3年前より、ノンアルコール飲料が世の中に浸透してきていると思っている(=グラフ)」そうです。ただ、飲む場所としてはレジャー施設がメインで、オフィスでの利用状況についてはデータが少ないそうです。「具体的なデータはありませんが、オフィスでのノンアルコール飲料の飲用機会が増えるなど、お客様のニーズの多様化に伴って、マイナスイメージは減ってきていると言えるのではないでしょうか」(サントリー広報部)。

(サントリーホールディングス社のレポートより作成)

 以前は、妊娠中の女性や車を運転するドライバー向けといった印象が強かったノンアルコール飲料ですが、最近では味も本物のビールに近づいたり、ゼロキロカロリーや、糖質・プリン体ゼロなど、健康志向をうたうものが増えたりして、人気が定着してきました。社会問題になっている職場の宴会でのアルコールハラスメント防止にも一役買っているといい、「酔えないけれども場を和らげたい」という会議やビジネスランチの席でも使われているようです。(ヨミウリオンライン・深読みチャンネル「ビール会社にも『おいしい』…ノンアル激戦の裏側」

 アルコールが含まれないとはいえ、メーカーは、20歳以上のお酒を飲む人を想定して開発しており、お店で購入するときは年齢確認が必要。サントリーのQ&Aによると、未成年が飲むことは「法律上問題はありませんが、ビールテイスト飲料のため、本物のビールや各種アルコール類へ誘引するきっかけとなる恐れもあるため、お勧めいたしません」とのこと。

 勤務時間のオフィスで飲んでいいかどうか。上司が良く思わないなら、考課にも響きそうですし、考えた方がいいかもしれません。さらなる議論が必要かもしれませんね。あなたはどう思いますか?(メディア局編集部・遠山留美)

 【アンケート】勤務時間にノンアルビール あなたはどう思う?

 

■紹介した発言小町のトピはこちら→休憩時間にノンアルコールビール 会社を休まされました