手軽にリラックス マッチ式のお香「hibi」

森井ユカさんのごほうび

hibi 10MINUTES AROMA レギュラーボックス(8本入り専用マット付き702円)、ラージボックス(30本入り専用マット付き2160円)(いずれも税込み。香りはレモングラスやラベンダーなど定番8種類と季節限定2種類) 神戸マッチ((電)079・277・0421)

 友人が教えてくれたお香「hibi」は、私にとってお香の概念を覆すものだった。8本のお香と不燃性の小さなマットのセットで、スタイルは昔ながらのマッチそのもの。

 お香の先にマッチの頭がついている。箱の側面で擦ると火がつくため、着火具がなくても手軽に使える。片手に載るサイズで、デザインはシンプルでスタイリッシュ。インテリアとしても申し分なく、一目で好きになった。

 香りも多彩で、特にひかれたのがレモングラス。漂う香の中に柑橘かんきつ系の爽やかな香りが感じられ、約10分の間、まるで別の場所にいるような感覚になり、リラックスできる。

 hibiは、兵庫県太子町のマッチ製造会社「神戸マッチ」と、同じ兵庫の淡路島でお香を作る「大発」が、香りの新しい楽しみ方として3年半かけて開発したという。デザインも兵庫の「TRUNK DESIGN」が担った。

 姫路市、太子町などの播磨地域はマッチで、淡路島はお香で、それぞれが日本一の生産地だそうだ。マッチの利用は生活から遠のいてきているが、主役でなくても、「マッチを擦る」という行為を語り継ぐことができれば、との思いが込められている。

 先日、外国人観光客が、時間をかけてhibiを選んでいる姿に出くわした。なんだかとても誇らしい気持ちになった。(ユカデザイン代表)

森井ユカ
森井ユカ(もりい・ゆか)
ユカデザイン代表

 高校の同級生たちとワカサギ釣りに行った。船で糸を垂らした6時間。積もる話を、と思ったが、皆、真剣になり過ぎて、ほぼ無言のまま。近所のお店で素揚げして食べるときになって、あの頃に戻ったかのように一気ににぎやかになった。おいしいものの力は絶大だ。