梅雨時の「部屋干し」高機能家電で快適

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 梅雨時には、洗濯した衣類を部屋干しする機会が増える。悩ましいのは臭いがつきやすいこと。気になる臭いを抑える効果がある高機能家電も相次いで登場している。上手に使って快適に洗濯したい。

4人に1人が「部屋干し臭」に悩む

 普段から部屋干しをする人は多い。微小粒子状物質(PM2・5)による大気汚染や花粉、防犯対策のほか、共働き世帯では時間の制約もあり、昼夜問わずに洗濯をして室内に干すなど事情は様々だ。ただ、部屋干しは臭いがつきやすい。2016年にパナソニックが行った消費者調査では、「洗濯物に関する悩み」として4人に1人が「部屋干し臭」を挙げた。

 花王の消費生活アドバイザー弦巻かずさんによると、衣類の臭いは「温度」「湿度」「汚れ」の三つが関係している。梅雨時に臭いが出やすいのは、高温多湿になり、衣類についた雑菌の働きが活発になるからだ。弦巻さんは「臭いを防ぐ一番のポイントは、雑菌のエサになる汚れをしっかり落とすこと」と指摘。部屋干しの臭いに悩む家庭に事情を聞くと、洗濯機に容量を超える衣類を詰め込み、汚れが十分に落ちないなど、洗濯の方法が適切でないケースが多いという。

二度洗いでスッキリ/乾き残り検知

 パナソニックの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA―VX9700L」(税込み想定価格39万円前後、16年9月発売)では、通常の洗濯コースの約2倍の洗剤を使い、約40度の温水で2度洗いする「においスッキリコース」を選べる。雑菌を強力に除去することで、通常コースで洗った場合よりも部屋干し後の臭いを半減させることができるという。

 第2のポイントは、「雑菌が繁殖しないように洗った衣類を早く乾かすこと」(花王の弦巻さん)。室内は、屋外と違って温度が上がりにくい。このため、エアコンのドライ機能や除湿機を使って湿度を下げたり、扇風機で空気を循環させたりして、衣類の水分を早く飛ばす必要がある。

 4月発売の「三菱衣類乾燥除湿機 サラリ MJ―120MX」(同5万3000円前後)は、十分に乾いていない衣類の部位をセンサーが自動的に検知し、集中的に風を当てる。対象の部位をライトで照らし、目で分かるようにする機能も備えた。無駄なく送風できるので、時短や節電にもつながりそうだ。

風を吹きかけて速乾

 シャープ独自の空気清浄技術を備えた「プラズマクラスター除湿機 CV―G120―W」(同6万3000円前後、3月発売)は、高濃度イオンを含む風を衣類に吹きかけることで生乾きの臭いを抑える効果が期待できるという。

 布団乾燥機で衣類を乾かす方法もある。「日立ふとん乾燥機 アッとドライ HFK―VH770」(同1万9000円前後、16年11月発売)は、付属のパイプを上向きにセットすれば温風が吹き上がる。つるした洗濯物の下に乾燥機を置くと、2日分のワイシャツ、靴下、下着などであれば、2時間程度で乾かせるという。一人暮らしの部屋干しにも手軽に使えそうだ。(水野翔太)