ご朱印帳 出雲の国の職人技

君野倫子さんのごほうび

(左から)「七宝柄 赤 大判」2160円、「金襴(きんらん)出雲づくし 紫」2376円、「勾玉 乳白 大判」2300円 「小桜 青緑 大判」2160円。ご朱印帳バンドは別売りで300円。いずれも税込み。

 「ご朱印」ブームが続いているという。ご朱印を目的に地域の寺や神社を巡ったり、遠くまで旅をしたりする「ご朱印ガール」という呼び名も登場して何年かたつ。

 ご朱印とは元来、お経を書き写して納める際にいただく印だったが、現在は参拝の証しとしていただくことができる。それぞれの押印や墨書きはアートのように美しく、集める楽しさはもちろん、後で見返すことで、旅の思い出に浸る喜びもある。

 今回、紹介するのは、出雲の国(島根県)にある全国でも珍しいご朱印帳の専門店「しるべ」。ここのオリジナルご朱印帳は、表紙の布のプリントや製本も国内で行っている。機械では製作できないため一冊一冊を手作業で仕上げているそうだ。高度な職人技が必要なのだとか。

 品ぞろえは100種類を超えるが、中でも一番人気が、出雲大社の屋根の 千木 ちぎ因幡いなば の白うさぎなど、出雲にゆかりのあるモチーフをちりばめた「出雲づくし」。また、縁結びの地と言われる出雲にちなみ、二つを合わせると円(縁)になる 勾玉の柄も人気だという。

 カバンの中で蛇腹折りの帳面が開いてしまわないように留めるバンドも便利だ。自分のお気に入りの一冊を見つけて、今年は寺社巡りの旅に出てみてはいかがだろう。

 

君野倫子
君野倫子
文筆家

 先日、娘が通う大学に行くと、アルパカ、ロバ、ニワトリ、ウサギ、ヤギがいて、たくさんの学生たちが抱いたり、なでたりしています。なんと、この動物たちは、学期末テストの勉強で忙しい学生たちのストレスを癒やすため派遣されてきたのだとか。驚きました。