母の日 花で驚かそう!

「ムーンダスト」を使ったアレンジメント(日比谷花壇)

 「母の日」に贈る花といえば赤やピンクのカーネーションが定番だが、近年は珍しい色のカーネーションや、アジサイなど別の花を選ぶ人も増えているという。今年の母の日は5月14日。いつもとは違う花を選んで、お母さんを驚かせては。

虹色カーネーション、白いアジサイ・・・

 母の日は、1908年に米国の女性が、亡き母を悼む集いでカーネーションを参列者に配ったのが始まり、といわれる。母を思う行動が共感を呼び、後に米大統領が5月の第2日曜日を母の日と定めた。戦後になって日本にも広まった。
 全国約200店舗を展開する日比谷花壇(東京・港区)によると、母の日は、年間を通して最も花が売れる日だという。一番人気があるのは、やはり赤やピンクのカーネーションだというが、最近は珍しい色のカーネーションに注目が集まっているという。
 世界で初めて開発された青紫のカーネーション「ムーンダスト」を使ったアレンジメント(税込み8640円)=写真〈1〉=は、大人っぽい落ち着いた雰囲気が魅力だ。

虹色に染まったレインボーカーネーション(日比谷花壇の一部店舗で5月5日から販売)

 レインボーカーネーション(1本同1296円から)は、色素を吸わせて花びらを虹色に染めたもので、驚きが喜びに変わること間違いない。5月5日から順次、「ヒビヤカダンスタイル アトレ恵比寿店」をはじめ首都圏の一部店舗で限定販売する。

「寛容な愛」の花言葉を持つ白いアジサイの鉢(青山フラワーマーケット)

 全国各地で店舗展開する青山フラワーマーケット(東京・港区)では、定番のカーネーションに加えて、アジサイの鉢植え(5寸鉢同4536円から)=写真〈3〉=を薦めている。育てながら長く楽しめるのが人気だといい、「今年は違うものを贈りたいと選ばれる方が増えている」(広報担当者)という。人気の色とその花言葉は、白の「寛容な愛」、ピンクの「元気な女性」、青の「辛抱強い愛情」だという。
 インターネット検索大手「ヤフー」が、昨年に母の日関連の検索ワードを調べたところ、「母の日 カーネーション」よりも「母の日 花」の組み合わせによる検索が5倍にも達した。「毎年贈るものだけに、同じ花でいいのか悩んでいる方も多い」(ヤフーの広報担当者)ようだ。

 

「マム」を使った母の日向けのブーケ(Yahoo!ショッピング)

 このため、同社のショッピングサイトでは今年の母の日の贈り物に、「マム」と呼ばれる洋ギクのブーケ(同3240円)=写真〈4〉=を薦めることにした。日本ではお供えのイメージが強いキクだが、マムにはポップで華やかな印象があるので、お祝いの場で飾られることも多い。オーストラリアでは、母の日にマムを贈るのが定番という。(宮木優美)

希望は「家族との時間」

 一般社団法人・日本記念日協会の推計によると、昨年の母の日に購入されたプレゼントなどの市場規模は約1030億円。クリスマス、ハロウィーン、バレンタインに次ぐ4番目の大きさだ。
 贈り物として選ばれるのはやはり花が多い。日比谷花壇が今年2~3月に行った調査では、母の日に贈りたいもののトップは「花」(51%)で、次いで「一緒の時間を過ごす」(14%)、「小遣い・ギフト券」(11%)だった。一方、贈り物をもらう側に「どんなことをしてもらいたいか」を尋ねた調査では、「家族といっしょの時間を過ごす」が最も多く30%だった。次いで「お花のプレゼント」(28%)、「メッセージ・手紙をもらう」(18%)の順だった。