から揚げとフライ、カロリーが高いのは? 調理法で変化  

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揚げ物好きは6割、でも油の処理が面倒

 揚げ物は好きだが自宅ではあまり作らないという調査結果を、東京ガス都市生活研究所(東京)が発表した。作らない理由として「油の処理や揚げる手間が面倒」という声が多い。揚げ方によってカロリーに差が出ることも調理実験でわかった。

 調査は2015年、インターネットで行い、20~70代の男女1200人が回答した。

 揚げ物が「好き」「まあ好き」と答えた人は合わせて66%に上り、「好きではない」「あまり好きではない」の計14%を大きく上回った。揚げ物を週に1日以上食べている人は68%。一方、自宅で週1日以上料理をする女性(約560人)のうち、揚げ物を作るのが「2、3週に1日以下」という人が66%、うち「2、3か月に1日以下」も36%。作らない理由は「油の処理が面倒」「揚げる手間が面倒」や、「カロリーが高い」という声も目立った。

揚げ衣の違いで脂質量増

 調査結果を受け、同研究所は昨年、揚げ方によるカロリーの違いについて実験を行った。鶏肉を、〈1〉天ぷら粉をつけた天ぷら〈2〉片栗粉をつけたから揚げ〈3〉パン粉をつけたフライにし、各100グラム中の脂質量を調べた。から揚げと天ぷらは5~6グラム台だったのに対し、フライは11グラム=グラフ=。パン粉が揚げ油を吸い込みやすいためとみられる。脂質1グラムは約9キロ・カロリー。「揚げ物のカロリーを控えたい時は、から揚げがお薦め」と同研究所。

 揚げ油の量による違いも調べた。フライパンに揚げ油を深さ約3センチ入れた場合と約1センチの場合とでから揚げを作ると、油が少ない方が脂質の量は若干多かった。油が少ないと、食材を入れた時に温度が大きく低下し、食材全体が油に漬からずひっくり返すこともある。調理時間が長くなり、より多くの油を吸ったと考えられるという。味にはほとんど差はなかった。

 同研究所は「カロリー、油の処理の手間など、気になる点に応じて、調理法を使い分けてみては」と話している。