レジ袋で作るおむつ…いつもの持ち物で代用を

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あんどうさんが持ち歩いているグッズ。手前は小型ナイフやはさみなどが一体になった「マルチツール」。左上は平たいホイッスル。

 緊急時に紙おむつが足りないときは、レジ袋とタオルなどで代用品を作ることができます。「毎日持ち歩いているもの」を、いざというときに活用するためのアイデアを身につけておきましょう。

 防災コーディネーターとして、子育て中のお母さん・お父さん向けの講座を開いているあんどうりすさん(埼玉県)は、「地震への備えをというと、ホームセンターなどで『非常用持ち出し袋』を買ってこなければと思う人が多いようです」と話します。

防災用品を普段から使いこなそう

 缶に入った乾パンや保存用飲料水、軍手などがセットになっている商品もありますが、「赤ちゃんのための防災なら、普段から持ち歩いているママバッグを防災仕様にするのが一番!」と、あんどうさん。おむつや着替え、飲み物におやつと、赤ちゃんに必要なものが一通り入っているからです。

 防災用品だから被災時にしか使ってはいけないということはありません。むしろ積極的に普段から使ってみることが大切。日ごろから使いこなせるものこそ、いざというときにも役立ちます。

スマホやLEDライトは必携

 あんどうさんがおすすめするバッグは、両手のあくリュック型。そして「四つのものを必ず身に着けましょう」とアドバイスします。

 一つはスマートフォンや携帯電話。揺れがくる前に、緊急地震速報を受信できる可能性があります。いざ地震が発生した場合には、家族、友人らと通話したり、メールしたりするのはもちろん、災害伝言ダイヤル「171」の利用、ウェブサイトでの情報収集、ツイッターやフェイスブックでのやり取りなど、さまざまに活用できます。

 また、格安スマホだと緊急地震速報が受信できないおそれがあります。アプリで緊急地震速報をお知らせしてくれるものを入れておいてください。

 スマートフォンなら、防災用アプリも便利です。住んでいる地域の身近な気象情報を受け取れるものや、津波に備えて高台のある場所とそこまでの距離を調べられるものなど、登録しておくとよいでしょう。

 二つ目はホイッスル。建物が倒壊して閉じ込められた場合などに必要です。弱い息でも大きな音の出るものを選びましょう。あんどうさんによると、コルクなどの玉が入っている笛は、ぬれると音が出ないことがあるので、注意が必要です。

 三つ目はLEDライト。持ち運びやすい小さなキーホルダー型のほか、あんどうさんがすすめるのは「ヘッドランプ」です。登山用品店などでは、かわいらしく小さな商品も並ぶようになっています。四つ目は、小型ナイフやはさみ、ヤスリなどが組み合わせられた「マルチツール」です。これも、登山用品店などで手に入ります。

 あんどうさんは「普段使いたいものが、災害時に役に立つもの、使いたいものです。例えばマルチツールにあるはさみは、子どもの服のタグやほつれた糸を切ったりするときに便利。ヘッドランプも夜中の授乳や、耳あか取りのときに大活躍しますよ」と話します。家庭の便器にセットして使用する「災害用携帯トイレ」も確保しておいた方がいいということです。

仕組みを知って臨機応変に

 このほか、使い終わったおむつや、ぬれた服などを入れるために、普段からレジ袋を持っている人も多いでしょう。その袋は、紙おむつが足りない場合に代用品を作れます。

 NPO法人「だっことおんぶの研究所」(静岡市)で紹介している方法は、まず両端を縦に切り開き、そこにタオルなどを敷けば完成。持ち手のところを結んで留めることができます。

レジ袋を使ったおむつの作り方。切り開いて広げ、さらしやタオルなどで給水させる(NPO法人「だっことおんぶの研究所」提供)

 「紙おむつの仕組みは、外側が防水、内側が吸水。それを知れば、ビニール袋やブルーシートなど手近にあるもので作り出せます。生理用ナプキンや簡易トイレも仕組みは同じなので、日ごろから使っているものの仕組みを意識して、いざというとき、臨機応変に知恵を働かせられるお母さんでいてくださいね」(あんどうさん)

※ヨミウリ・オンラインで掲載した「赤ちゃんノート」から、役に立つ情報を再掲します。