週末ソトごはん プロに習うおしゃれでおいしく作るコツ

高松さんのインスタグラム:@misatotakamatsuより

 バーベキューにグランピング、フェス。夏はアウトドアの季節です。戸外でリフレッシュすれば、働く意欲もあがるかもしれません。最近注目を集めているのが、SNSでもシェアしたくなるような、フォトジェニックなアウトドア料理。難しいと思いがちですが、コツを覚えれば大丈夫。週末に挑戦したくなる一皿をアウトドア料理研究家・高松美里さんに習ってきました。

おしゃれなアウトドア料理 どうやって考える?

高松さんのインスタグラム:@misatotakamatsuより
お勧めのスペイン料理の「アヒージョ」

タルティーヌとアヒージョがおすすめ!

 最初に決めるべきは、どんな料理を作るか。高松さんがすすめるのは、まず料理のイメージを固めること。メニューはもちろんビジュアルイメージも大切です。「インスタグラム」や「ピンタレスト」などで画像を見て、作りたい料理のイメージを固め、「これを作りたいな」というものを見つけて、材料をそろえます。 

 初心者におすすめなのは、「タルティーヌ(オープンサンド)」と、スペイン料理の「アヒージョ」。簡単で、見栄えがして、失敗しにくい、うれしい一皿だそうです。 

 タルティーヌは、ベースになるパンを選んで、具をのせて並べるだけ。クリームチーズと一緒にベリーやジャムをのせると、味もよく、見かけもおしゃれになります。

  アヒージョは、ブロッコリー、マッシュルーム、エビ、タコなどの具を食べやすく切って、スキレットなど直火にかけられる小鍋に並べます。そこに、オリーブオイル、ニンニク(つぶしたり、切ったりしたもの)、塩、こしょう、チューブ入りのアンチョビペーストを入れて、温めればできあがり。気をつけることは、オイルや火でやけどをしないよう注意することぐらいで、たいていおいしくできるそう。これに、バゲットを添えれば、ワインにぴったり。

買ってきたサラダ、フルーツ、盛りつけでさらに美しく

 華やいだ色をそえるなら、「サラダやフルーツを足してみて」と高松さん。

 サラダは、自分で作るのももちろんいいのですが、出来合いのものにミニトマトやハーブなどの色味をプラスしたり、バーベキューで余ったローストビーフなどのお肉をのせたり、ひと手間のアレンジで一気に華やかさが増します。出来合いのものをおしゃれに盛りつけるポイントは、お皿にふわっとのせること。「ぎゅうぎゅうに盛りつけるより、見た目が良くなりますし、おいしさもアップしますよ」と高松さん。

 すぐに食べられるカットフルーツやイチゴやブドウなども、盛りつけ方の工夫で美しく見せましょう。

高松さんのインスタグラム:@misatotakamatsuより

準備時間、荷物のポイント

 アウトドアで大切なのは、段取り。お皿や包丁などは、普段家で使っている物を持って行くといいかもしれません。「慣れている道具を使うと、外で作業する場合にも『どうすればいいか』のイメージが湧きやすくなります」と高松さん。

  準備時間短縮のコツは、エビや貝などは冷凍の素材やカット野菜を使うこと。家で野菜をカットしたり、あらかじめ洗っておいたりするだけでも、手間が省けます。現地で水道や調理場を探すのは、けっこう大変。家でできることはやっておいた方が、トータルで見ると時間短縮につながります。遠足気分で、前日の夜からワクワクしながら準備するのもアウトドア料理の楽しみかもしれません。

  荷物を少なくしたいから、当日、現地で材料を買おうと思いがちですが、高松さんは初心者にはおすすめしないそうです。ちゃんと材料をそろえて準備しておいた方が安心。荷物を軽くすることよりも、安心を優先させましょう。

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アウトドア料理のススメ

 アウトドア料理の魅力は、もちろん「外で食べるとおいしい!」というのがあります。しかし、高松さんが一番大切にしているのは、家族や友だちと「一緒に料理を作る」こと。みんなで作って食べる時間そのものが、とても貴重な体験になります。子どもの好き嫌いなども自然と減ってきた気がします。きっと、自分で作るから「食」に興味が湧くのでしょうね。

  この夏ぜひ、アウトドア料理を楽しんでみませんか。(取材・構成:大久保桃子)

高松美里(たかまつ・みさと)
Blue Kitchen代表、アウトドア料理研究家、フードディレクター、スタイリスト

 ヘアサロントップスタイリストを経て食の世界へ。“プラスひと手間でおしゃれでGENICなアウトドア料理”をテーマに、雑誌、広告、Web、イベントのスタイリングから、グランピング関連事業のディレクション、メニュー開発、執筆等、幅広く活動中。
 2児の母でもあり、食育インストラクターとしての知識を生かした、食育アウトドアクッキングも提案。

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