寒い冬は“しょうがみりん”レシピで温活女子会

“しょうがみりん”で温活 前編

右から小坂編集長、高田さん、秋山さん、橋本さん

 寒さが増し、体の冷えが気になるこの時期は、体を中から温める「温活レシピ」で乗り切りたい。体を温める代表的な食材として知られるしょうがに、本みりんを加えて作る万能調味料“しょうがみりん”を使った料理とケーキを小坂佳子「大手小町」編集長と働く女性3人が試食しました。レシピは、医師で料理家の栁川かおりさんに教えてもらいました。

体の冷えには、しょうがを食べる

小坂 日ごろ、体の冷えについて気をつけていることはありますか?

高田 ふだんから体を冷やさないように、水は常温で飲んだり、食事のメニューにはスープを加えたりしょうがを入れたりしています。体が冷えてくると、血流が悪くなって顔がくすむので気をつけています。

秋山 もともと寒がりなので、しょうがを食べたり服装にも気を使ったりしています。実家の母がしょうがをすって煮てストックして料理に使っていたので、自宅ではしょうがをよく使っています。

橋本 私もしょうがをたくさん取るようにしています。時間がない時には、しょうがのチューブも重宝しています。中学生の娘もしょうがは好きで、ごはんと一緒に食べています。

小坂 みなさん、しょうがをよく使われていますね。“しょうがみりん”は、すりおろしたり、刻んだりした「しょうが」を本みりんで煮詰めて作ります。最初に“しょうがみりん”を試食しましょう。

◆しょうがみりん
【材料】(作りやすい分量)
本みりん 200ml
しょうが 100g
【作り方】
1.しょうがは皮をむいてすりおろす。
2.小鍋にしょうが、本みりんを入れて火にかける。強めの弱火で5分ほど煮詰める。(出てきたアクは適宜取り除く)

高田 本みりんを煮詰めただけでこんなに甘さが出るのですね。いろいろなお料理に使ってみたいです。

橋本 甘くて少しピリッとしておいしい。お鍋のつけだれや焼き肉のたれにも使えそうですね。

秋山 ヨーグルトに入れてもおいしそうです。家では、簡単に作ることができないとなかなか定番にならないのですが、“しょうがみりん”は作り続けることができそうです。

韓国風料理にも相性抜群

小坂 “しょうがみりん”を使った料理でご紹介するのは、「しょうがみりんビビンバ」です。

高田 ニンジンが甘くておいしいです。“しょうがみりん”と野菜の相性もいいですね。野菜が甘くなるので、野菜の甘みを生かす韓国料理との相性は抜群です。

秋山 これまで本みりんは、和風料理にしか使ったことがなかったのですが、韓国風をはじめ、他にもいろいろ使えそうです。彩りもきれいです。

橋本 家でも手軽に作ることができて子どもも食べやすそうです。ふだんから料理にオリゴ糖を使っています。本みりんにはオリゴ糖も含まれているのですね。

◆しょうがみりんビビンバ
【材料】2人分
牛薄切り肉 150g

A
  • しょうがみりん 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ2
  • コチュジャン 小さじ1

モヤシ 100g
ニンジン 50g
万能ねぎ 10本
鶏がらスープのもと 適量
塩 適量
いりごま 適量
ごま油 適量
韓国産赤唐辛子 あれば小さじ1/4
ごはん 茶わん2杯分
温泉卵 2個
【作り方】
1.牛肉は細切りにして【A】 をもみ込む。フライパンを中火で熱してごま油小さじ1を加えて牛肉をいためる。水分を半分に煮詰めたら火を止める。
2.ニンジンは千切りにする。塩少々を入れた湯で、ニンジンとモヤシをそれぞれゆでてザルにあげ、水気をよく切る。温かいうちに鶏がらスープのもと小さじ1/2でそれぞれあえ、ごま油大さじ1/2、いりごま小さじ1/2、塩少々でそれぞれあえる。
3.万能ねぎは3㎝の長さに切り、ごま油大さじ1、塩少々、韓国産赤唐辛子であえる。
4.器にごはんを盛り、1、2、3を彩りよく盛り、温泉卵をのせる。コチュジャンと“しょうがみりん”をお好みでつけて混ぜながらいただく。

 「しょうがみりんビビンバ」は1皿で、野菜もお肉も一緒に食べられるので、夕ごはんだけでなくランチにもおすすめだそうです。コチュジャンを控えれば、子ども向けにも。「ひき肉で肉そぼろにして作り置きしておくと他の料理にアレンジできます。そぼろごはん、サラダ、コロッケの具、いため物などにも使えます」と栁川さん。

やさしい甘さ しょうがみりんパウンドケーキ

秋山 食べた後、少しずつ体が温かくなってきました。

小坂 みなさんの体が温かくなってきたところで、デザートの「しょうがみりんパウンドケーキ」をいただきましょう。パウンドケーキにも多めの分量の“しょうがみりん”が入っていますね。

高田 おいしいです。お砂糖をふだんあまり使わないので、デザートに本みりんを使うのはいいアイデアですね。

秋山 甘くてやさしい味わいです。本みりんを使うと、お砂糖を控えられそうですね。

橋本 生地がふっくらしていますね。さっそく娘と一緒に作りたいです。今日は、紅茶にも“しょうがみりん”をお砂糖のかわりに入れてみますね。

高田 お正月料理の定番の栗きんとんにも、“しょうがみりん”を入れるとおいしそうです。ちょっと洋風なしょうが味の栗きんとんになりますね。

小坂 やさしい甘さで栗きんとんにも合いそうです。他にもアレンジできそうですね。

橋本 紅茶に“しょうがみりん”を入れてもおいしいし、牛乳にも合いそうです。チョコレートに入れるとバレンタインデーの時期にも活躍しそう。夏は冷たいデザートにも加えて楽しめそうですね。1年通して使いたいと思いました。

高田 ふだんから意識してしょうがを取り入れていますが、“しょうがみりん”は、一度にしょうがをこんなにたくさん取れるので、なにかと重宝しそうです。

橋本、秋山 体がぽかぽかしてきました。

小坂 体も温まっていろいろなアイデアをいただきました。ありがとうございました。

◆しょうがみりんパウンドケーキ
【材料】16㎝パウンド型1台分
無塩バター 100g
砂糖 70g
卵 2個
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
しょうがみりん 約100g
アーモンドスライス(あれば) 20g
【作り方】
1.ボウルに室温に戻したバターを入れて、泡立て器でよく混ぜる。砂糖を加えてなじむまで混ぜる。
2.溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜる。
3.ヘラに持ちかえ、1/3量の粉類を加えてざっと混ぜ、少し粉っぽさが残る程度で1/2量の“しょうがみりん”を加えて混ぜる。同様にして1/3量の粉類、残りの“しょうがみりん”、残りの粉類を順に加えてその都度混ぜる。
4.オーブンシートを敷いた型に流し入れ、表面を均等にならし、あれば上にアーモンドスライスをのせる。
5.170℃に予熱したオーブンで30~35分焼く。

 「しょうがみりんパウンドケーキ」は、温かいコーヒーや紅茶と一緒に食べるのがおすすめです。しょうがは本みりんと一緒に加熱してあるので生のままよりもたくさん入れることができ、辛みを感じずに風味を楽しむことができるそうです。「“しょうがみりん”を使うことでしっとりとした仕上がりになります」と栁川さん。

 “しょうがみりん”はアイデアやアレンジ次第で料理やデザートなどの楽しみ方が広がります。この冬は“しょうがみりん”で温活を楽しんでみませんか?

座談会出席者
高田美紀さん(仮名/40歳 マッサージセラピスト)
秋山香織さん(仮名/33歳 会社員)
橋本由美さん(仮名/38歳 アルバイト)
小坂佳子(「大手小町」編集長)

栁川かおり(やながわ・かおり)医師、料理家
栁川かおり(やながわ・かおり)
医師、料理家

2児の母。出産を機に2011年より料理ブログを開始。
シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、
まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。
メディア・各種出版、コラム執筆、レシピ提供、食品メーカーのレシピ開発などを行う。