クールビューティーになる! 今が旬の夏野菜レシピ

JA全農福島の今が旬の夏野菜

 暑さで夏バテしやすいこの時期、旬の夏野菜が体を守ってくれます。東京・大手町のJAビル「農業・農村ギャラリー ミノーレ」で毎月開催されている「JAのおいしい食材で美しく!美ジフルセミナー」で講師を務めている西村有加さん(野菜ソムリエ上級プロ・ベジフルビューティーアドバイザー)が、夏を乗り切るポイントと、旬の夏野菜を使ったレシピを紹介します。

暑さに負けない四つのポイント

 新聞やテレビなどで「夏バテ」や「熱中症」のニュースを見ない日はありません。日本中で大勢の人が「夏に負けている」状態と言えるでしょう。

 では、夏に負けず、クールビューティーに過ごすためには、どうすればいいのでしょうか。ぜひ、次の四つを体に取り入れるよう、心掛けてみてください。

 まず一つ目は、なんといっても「夏野菜」です。今や、さまざまな野菜が一年中出回るようになっていて、何が旬なのか分かりにくくなっていますが、夏が旬の野菜と言えば、トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、カボチャ、ズッキーニ、インゲン、トウモロコシ、トウガラシ、パプリカ、枝豆、トウガン、シソ、ニンニク、ミョウガ、モロヘイヤなどが挙げられます。

「王様の野菜」モロヘイヤで免疫力アップ、トマトで美肌

 とりわけ注目したいのが、モロヘイヤです。アラビア語で「王様の野菜」を意味するモロヘイヤは、はるか昔、重病を患ったエジプトの王様が、モロヘイヤのスープを飲んだら回復したという伝説に由来します。

 体の免疫力を高める効果があるとされるカロテンや、カルシウムの含有量が野菜の中でもトップクラスで、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEも豊富。また、モロヘイヤの特徴であるぬめりは「ムチン」という成分で、消化管の粘膜を保護する作用があるほか、血糖値やコレステロール値の上昇を抑える働きが期待できます。

 また、真っ赤に熟れたトマトも、夏野菜の代表格です。「ビタミンACE(エース)」と呼ばれるビタミンA・C・Eが豊富に含まれており、これらは美肌のために大切な栄養素とされています。

酸味と香辛料、香味野菜で体質改善

 二つ目は「酸味」です。お酢や梅干し、レモンなどの柑橘類を極力取るようにしましょう。ちなみに私は今の時期、リンゴ黒酢を毎日飲むようにしています。これらの食品に含まれるクエン酸が、胃腸の働きを活発化させ、体をスッキリとさせてくれます。

  三つ目は「香味野菜」です。キュウリやナス、トマトなどの夏野菜にはカリウムが多く含まれ、体を冷やす効果があるとされます。しかし、クーラーの利いた室内で過ごすことが多い人にとっては、むしろ冷えすぎてしまう傾向があります。そこで、ショウガやミョウガ、ネギ、ニンニクといった香味野菜を併せて取ると、冷えすぎた体を温めてくれます。

  四つ目が「香辛料」。例えば、トウガラシやカレー粉などです。香辛料には発汗作用があり、食事の際に上手に使うと、サラサラした汗をかく体質に変わっていきます。胃腸も刺激されて、夏バテしにくくなります。

 ◇  ◇  ◇

 それでは、手軽に作れて、夏野菜をおいしく食べられる2品のレシピを紹介しましょう。

〈桃とモロヘイヤのサマースムージー〉

 白桃と牛乳のほのかな甘みがモロヘイヤのクセを和らげます。喉をすっと通るまろやかな味わい。

◇材料(2人分)
桃 1個
モロヘイヤの葉 20枚
牛乳 200ml
氷 お好みで
【作り方】
1.桃は種を除き、皮ごと適当な大きさに切る。
2.ミキサーに材料をすべて入れ、混ぜたら出来上がり。

【ポイント】甘味料などをいれないので、桃の自然な甘みを楽しめます。野菜や果物は皮に近い部分に栄養分を豊富に含んでいるので、桃は皮ごと使ってください。

〈夏野菜でcool-vege茶漬け〉

 火を使わずに調理でき、切った野菜を混ぜるだけ。みそ味の冷や汁に、サバの水煮でうまみを加え、ゴマの風味を効かせます。夏バテの人でもサラサラと食が進むこと請け合い。

◇材料(2人分)
キュウリ 1本
ナス 1/2本(縦半分)
大玉トマト 1/2個
ミョウガ 1/2本(縦半分)
大葉 4枚
サバ缶(水煮) 100g(約1/2缶)
ダシ入り合わせ味噌 大さじ1と1/2
白すりゴマ 小さじ1
冷水 200ml
ご飯 2膳分
【作り方】
1.キュウリは薄い輪切り、ナスはさらに縦半分に切り、薄切りにする。キュウリとナスそれぞれに塩少々(分量外)を振り、塩もみして水気を切る。
2.大玉トマトは1cmの角切りにする。ミョウガは薄切りにする。大葉は細切りにする。
3.サバ缶は汁ごとほぐしておく。
4.ボウルにダシ入り合わせ味噌、白すりゴマ、冷水を入れ、混ぜ合わせる。そこへ1~3の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
5.器にご飯を入れ、その上から4をかけたら出来上がり。

【ポイント】キュウリは、シャキシャキ感を楽しみたいなら塩もみせずに、少しフニャッとした食感が好きなら塩もみしてください。ナスは少々アクが強いので、塩もみした方が食べやすくなります。サバの水煮の味がストレートに感じられる料理なので、ふだんよりちょっとだけ高価なサバ缶を使うと、よりおいしく食べられます。

西村 有加(にしむら・ゆか)
野菜でキレイ・プロジェクト主宰、野菜ソムリエ上級プロ、ベジフルビューティーアドバイザー、調味料マイスター。5万人を超す野菜ソムリエの中で、日本で初めて「野菜ソムリエ上級プロ」と「ベジフルビューティーアドバイザー」という最高峰の資格を併せて取得した野菜ソムリエ。野菜のチカラで心も体も元気でキレイに!をテーマにした「野菜でキレイ・プロジェクト」を主宰。全国での講演活動やセミナー講師、商品開発、レシピ本出版、レストランのメニュー開発、野菜のブランディングなど、野菜ソムリエの新たな道を切り開く。TV等メディア出演も多数。

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