「入眠儀式」で睡眠スイッチをオン・オフ

女性ならでは 睡眠のお悩み

 眠る時に何を着て寝ますか。Tシャツ、パジャマ? 下着メーカー「ワコール」では、パジャマに着替えるなどの寝支度を「入眠儀式」と呼び、睡眠スイッチを切り替えるのに役立つとしています。女性は特にバストの安定感も睡眠に響くそう。ぐっすり眠るための入眠&乳眠儀式を同社広報・宣伝担当、上沼孝子さんと村田美紀さんに聞きました。

商品を説明するワコール広報・宣伝担当の村田美紀さん

「入眠&乳眠儀式」のススメ

――眠る時は、パジャマに着替えた方がよいのでしょうか。つい部屋着で寝てしまうのですが。

 良い眠りには、起きている時と寝る時のスイッチの切り替えが大事です。就寝前の着替えも、寝つきをよくするための「入眠儀式」の一つ。ワコールが4月に行ったインターネット調査のアンケート(N=800人)では約8割の人が、なんらかの「入眠儀式」を行っていると答え、うち52%の人が睡眠の質に満足していました。
 入眠儀式は、トイレに行く(60.8%)が一番多く、次いで歯磨きをする(55.8%)、パジャマなどの寝巻きに着替える(49.2%)でした。毎日決まった行動をとることで心も体もリラックスし、ここちよい眠りにつながるのではないでしょうか。また、ワコールでは、「入眠儀式」に加え、「乳眠儀式」として「ナイトブラ」を提案しています。

乳眠! バストを休ませるということ?

――なぜナイトブラが必要なのですか?

 起きている時と寝ている時では、バストの重心のかかり方が違います。起きている時は、重力で下に、寝ている時はバストの全体に重心がかかります。就寝時のバストは、寝返りなどで左右に動いてとても不安定です。寝ている時用のブラで、バストをやさしくホールドすることで、バストの重心を安定させ寝返りを打ちやすくします。

ナイトアップブラのイメージ(ワコール提供)

――ブラジャーをしたら、寝苦しくないでしょうか?

 前述のアンケート調査では、5人に1人は「バストが眠りの妨げになる」と感じていました。「ナイトブラを着けて寝ている」とした人は、7人に1人。その満足度を聞くと約6割の人が「満足」と答えています。

――グラマーな人はわかりますが、それほどバストのボリュームがない人には不要では?

 寝返り時のバストの揺れはバストの大小に関係ありません。起きて歩いたり走ったりと動く時にも、バストの大きさにかかわらずバストは揺れます。バストの揺れがなぜいけないかというと、揺れることでだんだん下垂していくため。寝ている時もバストを支えてあげると、バストの形を保つ効果も期待できます。

――ナイトブラの特徴は?

 立位ではなく、寝ている姿勢に合わせて作られています。仰向あおむけ寝の時は、脇・バスト上部をサポート、横向き寝の時は、前中心に流れるバストをサポートします。今回発売された商品では、パイル地のようなやわらかく、汗を吸いやすく、乾きやすいという素材にこだわって作られています。

ワコール提供

――寝返りを打った時の寝心地が睡眠に影響するのですね。

 パジャマを選ぶ時も、寝返りの動きにフィットするものがお勧めです。弊社が2004年から発売している「睡眠科学」というブランドのパジャマでは、寝返りなどの動きを妨げないよう、締め付けが少なく、適度なゆとりを持たせるなど、就寝時の動きに合うデザインを提案しています。
 パジャマの素材も、夏は涼しく、冬は暖かく、季節に合った形状・素材を選び、寝るのにちょうどいい温度や湿度をキープするもの、また、肌へのここちよさを感じる素材を選ぶとよいでしょう。

寝返りの動きにフィットするよう作られた「睡眠科学」の「寝姿勢フィットパジャマ(R)」1万2960円(税込み)
ソフトで肌ざわりのいい綿を使った「ふわごころパジャマ(R)/(左)1万9440円(税込み)(右)1万5120円(税込み)」

――パジャマやナイトブラ以外にお勧めの「入眠儀式」はありますか?

 おやすみ前の3分間に汗をかかない程度に行う「パジャマヨガ」はいかがでしょうか。ここちよく、良質な睡眠を得ることを目的としたヨガです。手元にある枕やバスタオルを使って、ヨガの深い呼吸を繰り返すことで心を落ち着かせ、リラックス効果を高めて寝つきをよくします。

ワコール提供

 また、9月3日の「睡眠の日」に合わせて恋愛入眠シミュレーションゲームアプリ「カレ眠☆~ワタシがカレと乳眠する理由~」をリリースしました。5人のイケメン声優が耳元で睡眠に関するプチ情報などを甘くささやいてくれます。就寝直前にスマホを見すぎるのはあまりお勧めしませんが、すてきな声を聞けば、甘い夢が見られるかもしれません。

ワコール提供

 睡眠スイッチのオン・オフの切り替えは手軽に始められそうです。できることから少しずつ試してみては?(取材:遠山留美)