SNS映えのグッズも!ミュージアムショップの“ひと味違う”ギフト

アート時間

SNSで話題のはにわソックス(全6色 各432円、税込み)

 友人や大切な人へのプレゼントに、“ひと味違う”ギフトを贈りたいと思いませんか。そんな時にうってつけの場所の一つがミュージアムショップです。

 ミュージアムショップといえば、展覧会を見た後、感動が新鮮なうちにポストカードや図録を購入したことがある人は多いと思います。でも、それだけだともったいない! センスの良いオリジナルグッズが次々に誕生しています。

 効率よくミュージアムショップを回るなら、美術館や博物館が点在している上野恩賜公園がベストなチョイス。現在、「北斎とジャポニスム展」などさまざまな展覧会が催されている上野で、おすすめの2か所を訪ねてみました。

はにわ+キャラ化=カワイイ

 上野駅から公園を歩いていくと、瓦屋根の大きな東洋風の建物が見えてきます。それが東京国立博物館(通称:トーハク)本館。こちらのミュージアムショップは3か所(本館1階、東洋館1階、正門プラザ)にありますが、メインの本館1階にあるショップに行ってみました。

 ショップ内は明るくて、まるでデパートのコスメフロアのよう。広報室の宮尾美奈子さんによると、元は展示室だったそうです。

 「約2000種類の商品がそろっています」とミュージアムショップ店長の齊藤智恵子さん。一番の売れ筋は絵ハガキで、その中でも外国人観光客に人気なのは、北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」だそうです。しかし、気になったものは埴輪はにわグッズ。所蔵品に「埴輪 踊る人々」があるトーハクは、それをモチーフにして公式キャラクターの「トーハクくん」を誕生させたほど、“埴輪推し”のようです。

 以前から埴輪グッズはあったそうですが、「若い女性向けの商品を開発したいと試行錯誤してたどり着いたのが『はにわソックス』です」と齊藤さんは話してくれました。

 埴輪の“目”が見えるように丸めてラッピングされたカラフルなソックスはまるでお菓子のよう。ゆるキャラ感も醸し出していて、はいてみたらかわいいのだろうな……と思わせます。さすがに発売当初は「驚きを持って受け入れられた」(齊藤さん)そうですが、その後じわじわと人気が出てきたところ、最近の刀剣ブームにより来館した若い女性の間でも評判になったそうです。

 「ここでしか買えないもの、使い勝手がいいものを目指して商品を考えています。埴輪はシンプルでグッズにしやすかった」と言う齊藤さん。現在6色を展開していて、1足432円(税込み)という価格もお手頃。子ども用の「こはにわソックス」(税込み400円)とセットで購入していく人も多いそうです。他にも、ミトンや絆創膏ばんそうこう、ワイングラスや指輪まで魅力的な埴輪グッズが充実! トーハクのミュージアムショップは、考古学ファンならずとも心引かれる品がそろっています。

東京国立博物館 公式ページ

東京国立博物館ミュージアムショップで買えるはにわジュエリー。左から、ネックレス(8640円)、リング (9720円)、ブローチ (16200円)

ハチ公から微生物まで

 東京国立博物館のそばに、屋外に設置されているシロナガスクジラの実物大模型が人目を引く施設があります。ここが国立科学博物館(通称:かはく)です。併設するミュージアムショップでは、常設展示の所蔵品に関連したグッズが所狭しと並んでいます。

 子どもに人気の恐竜関連グッズがまず目につきます。「変わったところだと、本物のサメの歯や猛毒を持つヒョウモンダコの標本も売っているんですよ」と店長の川崎信之さんが教えてくれました。

国立科学博物館ミュージアムショップでは、展示されている「ハチ公」をモチーフにしたオリジナル商品を購入することができます

 女性を意識した商品展開をしているということで、常設展示されているハチ(忠犬ハチ公)のはく製にちなみ、ショップ内に「HACHI」コーナーが設置され、ぬいぐるみや付箋などが販売されています。「はく製のハチのように、ぬいぐるみも口角を上げ、尻尾を左巻きにしています」と話す川崎さんは、グッズ製作の際にもメーカー側にいろいろな要望や提案をしているそうです。

 その一つがシースルーソックス(各1080円、税込み)。ソックスの柄が「微生物」「地層・化石」「古代生物」「遺伝子」をモチーフにしています。例えば「古代生物ソックス」にはアンモナイト、「微生物ソックス」にはゾウリムシやミジンコなどが可愛くイラスト化されてあしらわれています。メーカーのデザイナーと打ち合わせて作られたソックスは、今春から発売され、SNSで「かわいい」「絵柄のさりげなさがいい」と話題を集めています。

 商品をデザインしたパワーデザインの大井雅人さんは「現在は女性用のものだけですが、この冬に向けてユニセックスではけるソックスも現在開発中です」とのこと。新作がショップに並ぶ日が待ち遠しいですね。

国立科学博物館 公式ページ

微生物ソックス(左)と古代生物ソックス(写真提供:株式会社 パワーデザイン)