「キングダム2 遥かなる大地へ」華麗な殺陣、桁外れのスケール

大ヒットし、高い評価も得たアクション映画「キングダム」の続編。撮影はコロナ下の2020~21年、日本各地や中国で、リモートも駆使して行われたという。エキストラの数も馬の数も、日本映画としてはスケールが桁外れの大作である。

紀元前の中国、春秋戦国時代。戦災孤児の信(山崎賢人)は、秦の国王・えいせい(吉沢亮)と出会い、天下の大将軍になる夢に向かって歩み出す。そんな折、魏が秦に侵攻。信は歩兵として、謎の剣士・きょうかい(清野菜名)らと共に戦場に向かう。

暗殺団や追っ手との戦いを始め、前作の特徴の一つだった、ワイヤを使った華麗な殺陣も健在。清野のアクションが素晴らしいのは言うまでもないが、どこか線が細かった山崎は、このシリーズで一回り大きくなったと思う。

映画「キングダム2 遥かなる大地へ」
(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会

大軍同士の戦い。秦の将軍(豊川悦司)、魏の将軍(小沢征悦)が、己の兵を駒のように動かし、戦局を優位に進めようとする。そんな中、兵を捨て駒にしないために、決死の覚悟で部隊を率いる者。仲間を守るために、危険な役目を買って出る者。クールになりきれない男女が、血と汗と涙を流す。日本人の琴線に触れる。一騎当千の、信の大暴れも痛快だ。

2時間かけて描いてきた戦の勝敗は、それまでの冷静な用兵は何だったの?と驚く方法で決まる。それも含めて熱かった。人気キャラクターの王騎(大沢たかお)も姿を見せ、祭りに花を添える。

(読売新聞文化部 田中誠)

キングダム2 遥かなる大地へ (集英社、日本テレビ放送網ほか) 2時間14分。TOHOシネマズ日比谷など。公開中。

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