「ミレーナ」って何? 産婦人科医・高尾美穂先生に聞いてみた

産婦人科医として診療を行うかたわら、テレビや雑誌などのメディアや講演活動を通じて、女性の健康やメンタルヘルスに関する情報を発信している高尾美穂先生。みなさんの体の悩みに答えるQ&A連載です。

【高尾美穂先生のQ&A】全部読む

Q. 芸能人がSNSなどで発信している「ミレーナ(IUS)」に興味があります。装着時に痛みがあるというのは本当ですか?

A. 出産経験がない人は、痛みがあることが多いです。

ミレーナはホルモン治療の一種で、子宮の中に入れておく器具です。プロゲステロンの薬剤が塗ってあり、子宮内部でゆっくりとプロゲステロンが取り込まれ、子宮内膜が分厚くなるのを抑制します。経血量の増加が抑えられ、生理痛も防げますし、着床をさまたげるので避妊効果もあり、PMSにも効果的です。1回入れると5年間有効で、その間は定期的に婦人科でチェックをするだけでOK。欠点は、不正出血する場合があることと、装着直後や出血が多い際には脱落することがある点。出産経験がないと挿入時には痛みがあることが多いので、出産後の生理痛や過多月経の治療としておすすめです。

【高尾美穂先生に聞いてみた】PMSについて

(読売新聞メディア局 深井恵)

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高尾美穂(たかお みほ)
産婦人科医

医学博士・産婦人科専門医。イーク表参道副院長。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。テレビ、雑誌、SNSなどを通じて女性の健康に関する情報を発信している。音声配信アプリstand.fmで毎日配信している番組「高尾美穂からのリアルボイス」では、リスナーのさまざまな悩みに回答。著書に「心が揺れがちな時代に『私は私』で生きるには」(日経BP)、「生理周期に合わせてやせる!超効率的フェムテックダイエット」(池田書店)などがある。

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