女性の体の「?」を産婦人科医・高尾美穂先生に聞いてみた

産婦人科医として診療を行うかたわら、テレビや雑誌などのメディアや講演活動を通じて、女性の健康やメンタルヘルスに関する情報を発信している高尾美穂先生。みなさんの体の悩みに答えるQ&A連載です。

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Q.生理のたびにひどい痛みがありますが、「薬は飲まない派」です。
なんとか我慢できるなら放っておいてもいいですか?

A.生理痛は月経困難症という病気です

30~40代の皆さんは、親世代から「生理は病気じゃないんだから、それくらい我慢しなさい」と言われてきたかもしれません。でも、生理は病気ではないですが、重い生理痛は月経困難症というれっきとした病気です。つらくて困っているならぜひ受診してください。低用量ピルや鎮痛剤、漢方などで治療できます。これらの治療には保険が適用されます。

生理痛がひどい患者さんには、子宮内膜症が隠れていることを想定して対処します。内膜症を放置すると、将来生理ではない時に痛みが出ることがありますし、不妊の原因にも。また妊娠中の合併症を起こしやすく、胎盤がつく位置が良くなかったり、早産のリスクが高くなったり、閉経後の発がんリスクが高まったりします。生理痛が重いという時点で食い止めるのが目標です。痛み止めを使わないとしんどいという人も、一度検査に行ってみてください。

(読売新聞メディア局 深井恵)

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高尾美穂(たかお みほ)
産婦人科医

医学博士・産婦人科専門医。イーク表参道副院長。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。テレビ、雑誌、SNSなどを通じて女性の健康に関する情報を発信している。音声配信アプリstand.fmで毎日配信している番組「高尾美穂からのリアルボイス」では、リスナーのさまざまな悩みに回答。著書に「心が揺れがちな時代に『私は私』で生きるには」(日経BP)、「生理周期に合わせてやせる!超効率的フェムテックダイエット」(池田書店)などがある。

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