彼が仕事を辞めたがっています。正社員で転職してほしいけれど…

「彼氏が仕事を辞めたいと言います。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。33歳のトピ主さんには交際1年、同棲どうせい半年になる39歳の恋人がいますが、その彼が現在「仕事を辞めたい」と言っているそうです。トピ主さんは「彼の人生だから自由にするのがいい」と思いつつも、「なるべく正社員で次の職場を決めてから辞めてほしい」と思ってしまうとのことで、わがままな考えかもしれないが、どう話をすればいいか……と質問しています。

将来のことは予測不能。決められるのは「自分がどうするか」だけ

彼は中間管理職として、特に人間関係でのストレスがたまっている様子。「辞めたら失業手当をしっかりもらいたいからと、転職する気があまりなさそう」で、「いずれ働くならアルバイトでもいいかな」と言っているそうです。

可能性のひとつとしてですが、彼はいま精神的にめいっており、「とにかく辞めたい」というところで思考が止まっていることも考えられます。今のストレスから解放され、元気になった暁には、再び働く意欲が湧いてくる日が来ることも十分にありえるでしょう。同様に、正社員で働くことに嫌気がさし、そのままアルバイトなどで食べていく生活に突入していく可能性もゼロではありません。

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要するに、「先のことなど結局、わからない」ということです。自分も相手も、この先ずっと働くかもしれないし、働かなくなるかもしれないし、働けなくなるかもしれない。「働く気がなくなった相手を今のように愛せるのだろうか、そういう相手と一緒に生活できるのだろうか」ということも、そうなってみなければわからない部分です。

今の時点で「人間関係を理由に仕事を辞めるなんてありえない」と思っているのであれば、今すぐ決断を迫るのが最善かと思いますが、そこまでではないならば、「本当にアルバイトになるようなら、そのときには結論を出そう」と決めておくのは一案です。そのように決めておけば、目の前の一挙手一投足に振り回されることはなくなりますし、ある種、精神的にドンと構えていられるかと思います。

また「この先のことや年齢のことも考えると」という一文からは、トピ主さんが彼との結婚を考えていることが示唆されます。「正社員ではない相手と結婚はできない」「同棲にかかるすべての費用負担はできない」などと思っているのであれば、それを自分のなかの確固たる条件として持っておいてはいかがでしょうか。

そして生活費の分担や結婚の話題が出ることがあれば、そのタイミングで「私はこういう考えです」と提示してみる。それを聞いてどう判断するかは、彼次第です。「それなら正社員に戻る」と言うか、「自分の生き方とは合わないから別れる」と言うか、その決断は彼に委ねる……という形であれば、考えを押し付けているわけではないので、正々堂々としていられるかと思います。

「環境」のせいなのか、「働かないアリ」タイプなのかを知りたいなら

正社員以外にも稼げる働き方はあるという事実を考えると、収入の高低というよりも、彼が「勤労意欲のある人物かどうか」について不安になっているのかもしれません。

集団のうち2割は「よく働くアリ」、6割は「普通のアリ」、残りの2割は「働かないアリ」に分かれる……という『働きアリの法則』をご存じでしょうか。「働きたいのに働けない」という場合を除いて、これを社会に当てはめてみると、誰に強いられなくてもガンガン精力的に働く人が2割、「収入は必要だから」と割り切って普通に働ける人が6割、そして可能な限り、働きたがらない人が2割、というイメージになるかと思います。

世の中は支えあって成り立っている部分もあるので、どのタイプが良い悪いという話ではない前提ですが、おそらくトピ主さんが一番心配しているのは、「彼氏が働かないアリタイプになる人だったらどうしよう」という部分なのではと推測します。ご自身も正社員とのことですが、出産や子育てを考えると先々が心配、ということなのかもしれませんね。

彼の勤労意欲について知りたいならば、彼が39歳になるまで、どのようなキャリアを歩んできたのかについて聞いてみてはいかがでしょうか。自分の生活を自分で稼いで支えてきた経緯があるならば、なおかつこの1年、それなりに仕事を真面目にやっていた様子があったならば、「働かないアリタイプまでではないのかも」といったん判断してみてもいいのかなと思います。今の職場環境や就労条件が悪くて、一時的に働く意欲を失ってしまっているだけかもしれず、「環境を変えれば、普通に働けるようになるかもしれない」と推測し、しばらく転職の様子を見守ってみるのは一案です。

判断するタイミングを決めておけば、過度に気にしなくて済むかも

「私の考えがわがままであれば、このまま思っていることを伝えるのは良くないのかなと話し合いが出来ていない」とのことですが、仮にわがままだとしても、トピ主さんが彼の就労状況について気になっているのは事実です。「気になっているけど聞かずに我慢する」のが限界になり、いずれ聞かずにいられなくなる日が来るかもしれない……ということは心しておくといいと思います。

「決定事項になる前に、身勝手な発言をして彼との関係を悪化させたくない」と思うならば、上述したような形で自分のなかの考えを整理し、結論を出すタイミングを決めておくのが最善かもしれませんね。それによって「普段はそこまで気にならない」という状態になることができれば、無用ないさかいは避けられるかと思います。応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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