仕事が楽しくて没頭しているものの、独身を貫く勇気もありません

「仕事は楽しいが独身を貫く勇気がない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「働けば働くほど成果が見えるのが面白く、毎日(深夜の)日付が変わる頃まで仕事をしています」という20歳代後半のトピ主さん。恋人はおらず、取引先の人から「このままじゃ結婚できないよ」と何度も言われ、引っかかっているそうです。うっとうしいと思う反面、自分でもそう思う節があるそうで、「心のもちようを教えてほしい」とアドバイスを求めています。

不安が続くのは「何も行動をしていない」からかも

トピ主さんは「ある程度昇進するまでは全国転勤が前提」という職場に勤めており、転職は考えていないそう。転勤生活を終えるまでは「赴任先で良い相手が見つかっても、別居婚か仕事を辞めて付いてきてもらうかの二択」であり、「男性でその決断をしてくださる方は希少」ということは重々承知している、とのこと。女性は30歳代になると結婚できる確率が下がると世間一般的には言われているため、「出会いを探すなら今しかないというのも頭ではわかっている」ともつづられています。

まとめると独身主義ではない自分が、結婚に至れる確率が高いと思う20歳代のいま、仕事に没頭していていいものか……と不安を覚えるようになった、ということですね。

一時的な不安ではなく、不安な状態が続くときには、高い確率で「行動していない」「頭のなかだけで考えている」という傾向があります。そう考えれば、「結婚に向けた行動」を何かしら始めることで、今感じている不安は多少なりとも和らげることができると推測できます。

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結婚相手は一朝一夕に見つかるわけではないことを考えると、今からすぐに行動に移せることはないか、考えてみてはいかがでしょうか。具体的には「アプリや結婚相談所に登録する」「友人や知人に紹介を頼む」「昔の同級生に連絡を取ってみる」などでしょうか。目標の達成に意欲を燃やせるタイプならば、「1か月に1人は異性と会う」といった数値的な目標を設定しつつ、相手を探す行動をしてみるのは一案です。

「今は仕事に没頭したい」なら、時間軸で優先順位を調整するプランを立てよう

今までは「仕事に必死で自分のことを考える余裕はなかった」ものの、最近は将来を考えるようになり「疲れた時は、他愛もないことで笑ったり泣いたり支えあえる人が欲しいとも思うようにもなった」との記述も。そうした楽しさや救いがある一方で、配偶者やパートナーは、自分が疲れたときに“だけ”支えてくれる、都合のいい相手ではない、ということは心得ておく必要があるかと思います。

相手が疲れているときには、こちらが時間や労力を費やして支えるような場面も出てくるでしょうし、将来のことや物事を決める際には話し合いや合意形成を図る過程も必要で、相手がいることで、逆に疲れやストレスを感じる機会があることも予想されます。

また、いちから親密な関係を築いていくためには、ある程度一緒に過ごす時間も必要なので、現状より仕事に費やせる時間が減ってしまうことも想定できます。「それを許容しても、今すぐパートナーがいることによる癒やしや喜びを得たいかどうか」という点は考えてみるといいかもしれません。

もしかしたら、今のトピ主さんには仕事に100%の時間を使いたい気持ちがあり「結婚のためには行動が必要だとわかっているけれど、仕事のほうが大事で優先できないでいる」という状況なのかもしれませんね。そうだとすれば、時間軸によって優先順位を調整する具体的なプランを立ててみるのがおすすめです。

たとえば、「29歳からの1年間は必死で婚活をして、相手を見つける」といった目標を立てておけば、それまでの数年間は、仕事に没頭する自分を許容してあげられますよね。ギリギリでは不安だと思うなら「今から2年間で成果を出す」などと決めて、先に婚活に取り掛かってみるのも一案です。

婚活経験者のなかには「結婚しようと行動してみたけれど、途中で向いていないと分かった」と語る人もいますが、その結論を得られるだけでも成果といえます。結婚に興味があるならば、どこかのタイミングでは相手探しにチャレンジしてみるのが最善ではないかと思いました。

自分の生き方に誇りを持ち、それに合うたった一人を探そう

婚活にあたっては、「転勤がある女性は結婚相手として望まれない」といった思い込みを捨てていきましょう。「しばらく遠距離恋愛や遠距離婚をしていた」といった夫婦の例や、男性側が転職した例も実際にいくつか知っています。信頼関係を築ける相手が見つかれば、転勤が大きな壁にならない可能性もある、ということです。意欲的に働く女性を好ましく思う男性も増えていますし、「面白い、楽しい」と前向きに仕事をしているトピ主さんをてきだと思う人は少なからずいると思います。

自分の生き方やキャリアが確立しているならば、それに合う相手を探せばいいだけです。「たった一人、私の生き方を許容してくれる人が見つかればいい」と考えていきましょう。

ただあまりに忙しすぎてすれ違ってしまった……というカップルや夫婦の例も聞かれますので、「必要なときにはパートナーを優先させ、相手のために時間を使おう」という気持ちは意識しておくといいと思います。それを忘れず良い関係を築ければ、パートナーがいることでより意欲的に働ける、といった仕事への相乗効果も期待できるかと思います。応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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