竹内涼真、日本版「梨泰院クラス」で主演…挫折から培ったプロ意識

六本木クラス(テレビ朝日系)木曜午後9:00 (7月7日スタート)
父子家庭の宮部新(竹内涼真)は、転校先の高校で、同級生をいじめる長屋龍河(早乙女太一)とトラブルになる。龍河は、父が勤める巨大飲食企業の創業者(香川照之)の長男だった。信念を曲げない宮部父子に非情な事態が起こる。

韓国で2020年に放送されて大ヒットし、Netflixでの配信で日本でもブームになったドラマ「 梨泰院イテウォン クラス」のリメイク版。演じる主人公・宮部 あらた は、絶望の淵からはい上がり、東京・六本木を舞台に一念発起。宿敵である巨大飲食企業の創業者らに 復讐ふくしゅう を果たすべく、仲間と小さな居酒屋を起こす。

「原作をどう変えていくかということで僕らのチームは勝負していない。すごくすてきな原作があるのなら、真正面から堂々と取り組んでみようと思っています」。真っすぐ前を見つめて話す姿に迷いは感じられない。

竹内涼真さん
竹内涼真さん

スリリングな人間ドラマだが、若者たちの恋の行方、経営者としての成長など物語は多面的な色彩を放つ。「自信のない部分や譲れない思いを正直にさらけ出せるから、新の周りには人が集まり、離れない。人たらしの人間だと解釈して演じています」

大ヒット作のリメイクだけに「お話をいただき、正直びっくりした。当初はプレッシャーも感じた」と明かす。それでも困難な役に挑ませたのは、高校時代の挫折経験から培ったプロ意識だという。

当時、Jリーグクラブのユースチームに所属していたが、プロへの夢は果たせなかった。「精神的な弱さ」が一因だと振り返るが、それでもプロ選手になった仲間の姿から、練習を日々積み重ねる大切さや、仕事に向き合う覚悟を学び取った。それは今も俳優業の礎になっている。

日本の俳優、スタッフが結集し、日本語で一から全力で取り組めば、おのずと魅力あるドラマになると信じている。「困難だけど、本当に楽しい現場です」。言葉の端に自信をのぞかせた。

得意料理はカレー

Q 主人公は仕事に没頭しますが、彼のように気絶するほど疲れた経験はありますか。

A 新人の頃の「仮面ライダードライブ」の撮影です! 早朝から深夜まで本当に大変で、多分あの時、帰宅して気絶していたんだろうなと思い当たることがあります。

Q 得意な料理はありますか。

A 時間をかけてこだわるのはカレーかな。味に正解がない分、自分なりの答えは出しやすい。納得がいくまで5~6時間かけて作り、ストレス解消になります。

(文・読売新聞文化部・若林圭輔 写真・須藤菜々子)

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竹内 涼真 (たけうち・りょうま)

1993年4月26日生まれ。東京都出身。2015年「下町ロケット」(TBS系)や、17年「ひよっこ」(NHK)で脚光を浴び、21年「君と世界が終わる日に」(日本テレビ系)で主演。同年のミュージカル「17 AGAIN」でも主演を務めた。

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