非モテゆえ? 遊び人ばかりを好きになってしまう悪癖を直したい

「いつも女慣れした遊び人を好きになってしまう」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。いつも遊ばれる恋愛を繰り返している、というトピ主さん。女性のエスコートが上手で、「自分の中の女性性を満たしてくれるような人にめっぽう弱い」そうで、毎回「その度に怒り、泣き、もうこりごりだと思う」ものの、アラフォーになった今でも改善ができないとのこと。こうした傾向は直るものなのか、またどうしたら直るのか、と問いかけています。

異性への憧れや恨みに、とらわれているのかも

相手が女性経験の多そうな男性であるほど、「モテない自分が女の部分を求められている!とうれしくなって体を許してしまいがち」だというトピ主さん。このような恋愛を繰り返してしまう理由としては、「昔から恋愛に対し強い憧れがあるもののモテないタイプなので、異性に必要とされる事に飢えすぎているから」「両親兄弟との仲は良いため、成育環境が起因で~みたいなケースではないと思っている」といった自己分析がつづられています。

「下劣な下心であってもその歯牙にもかからないよりマシ、とさえ思ってもおり」という記述から見るに、後から遊ばれたと気づくというよりは、最初から相手が不誠実なことをなんとなくわかっていて、そうした男性との恋愛に飛び込んでしまう傾向があるのではと推測しました。

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つまり、今時点では「モテている感覚を得ること」>「誠実なパートナーを見つけること」というのが、トピ主さんの優先順位なのではないでしょうか。後悔を感じても、その瞬間瞬間にはメリットがあるからこそ、やめられないのかもしれません。単純に「モテている感覚が楽しい、うれしい」ということもあるのでしょうが、「派手な恋愛世界の人が非モテの私を求めてくれる」「下劣な下心」といった表現からは、異性への憧れや恨みが混ざったような複雑な感情も読み取れます。

人間の心にはストレス状況から心を守る「防衛機制」というメカニズムがありますが、そのなかには、抑圧された感情や欲求を、本来とは真逆の感情に変化させたり、本来の対象とは別の対象に向けたり、といった種類もあります。あくまで一つの可能性としてですが、「ステキな恋愛をしたかった青春時代の自分」を恋愛対象として見なかった異性に対する悔しさやフラストレーションが強くあり、そのストレスを、遊び慣れた異性との恋愛で解消しようとしている……といった側面があるのかもしれません。

「モテ」に対する根本的な認識を変えよう

こういう傾向は直るものなのかとのことですが、「直したいと本気で思うかどうか」が肝になると思います。真面目で誠実な男性と知り合っても、女性に不慣れなタイプだと興味が持てない……とのことですが、本気で「誠実な男性と一緒になりたい」と思わない限り、実現は難しいでしょう。

一生ずっと恋愛体質の人はいますし、「大勢の異性に求められることで幸せだと思える、恋愛を重ねることで豊かな人生だと思える」ということならば、今のまま生きていく道もないわけではありません。ただ、トピ主さんは「不特定多数に遊びでモテても幸せではない、人生は豊かにならない」と感じ始めたからこそ、今回のお悩みを投稿されたのではないでしょうか。本気で今の状況を変えたいと思っているのであれば、前提となる認識を変える必要があるかと思います。

具体的には「大勢の人から表面的にモテたり、不誠実な人に一時的にモテたりする」のは大して良いことじゃない、それよりも「特定の相手に本気でモテる」ほうがステキだ……という認識に変えていく。「不誠実な恋愛をしていても、長く続く幸せの実感は得られない」「数は少なくても特定の相手に本気でモテたほうが、人生の実りを得られる」という事例を、身近でも著名人のものからでも、できるだけ多く集めてみるといいと思います。

「本気で愛される=モテること」「遊びの恋愛は単なる性的興味であり、モテているのではない」というくらいに、両者を明確に区別してみるのもおすすめです。そして、自分が求めているのは前者であり、後者ではないのだと常に言い聞かせ、意識していきましょう。「異性に必要とされることに飢えすぎている」とのことですが、遊びの相手にモテたところで、結局その飢餓感は本当の意味では満たされていない、という事実も直視してみるといいと思います。

人生を「次のフェーズ」に進める決心をしよう

人生をフェーズに区切って捉えることも、ぜひ試してみてください。今回で言えば、「遊びの恋愛をするフェーズはもう十分にやったし、終了しよう」「非モテの次は、遊びモテを経験した。次は本気モテを目指そう」などと理解し、人生を次のフェーズに進めようと決める、ということです。今までを否定する必要はなく、「モテる経験がしてみたかったんだよね」「でももう十分でしょ? 次の段階に行こう」などと自分自身に優しく促してあげるのがベターかと思います。

ただし、新しいフェーズに変われば、今までと同じやり方や心持ちでは通用しない可能性は心得ておく必要があります。その際にすぐにめげず、「本気モテ」のフェーズを自分のものにするには、どのような心構えや行動姿勢が重要になるのか、まずはいろいろと学んでみるといいかもしれません。「誠実な愛情関係を築けるパートナーに出会うんだ!」という本気の決意と努力があれば、恋愛傾向を変えることは決して不可能ではないと思います。応援しています。


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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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