マスクとあわせても「怪しい人」にならないサングラスの選び方

5月は夏に向けて紫外線が強くなっていく時期。肌の日焼け対策だけに注力していると、落とし穴があります。実は目も日焼けをする上に、目から入った紫外線が思わぬ影響も及ぼす可能性が指摘されているのです。マスク必須の時代に合わせてサングラスのデザインも進化しています。お気に入りの一本を見つけて、おしゃれに、きっちり紫外線対策をしませんか。

環境省作成の「紫外線環境保健マニュアル2020」によると、紫外線の照射量は4~9月に年間の7~8割が集中するそうです。多くの地域では、紫外線が最も強くなる夏場に向けて5月は右肩上がりで照射量が増えていきます。

久喜かわしま眼科(埼玉県久喜市)の医師、川島素子さんのもとには、日焼けによる目のトラブルを抱えた患者が訪れます。運動会の応援で丸1日外にいたり、夏のビーチで1日遊んだりした後に、目の充血や痛みを訴えるそうです。「紫外線によって角膜がダメージを受けている状態です」と川島さんは言います。

目の日焼け=肌の日焼け⁉

さらに、目のダメージにとどまらない影響も指摘されているそうです。目から入った紫外線を脳が感知して、メラニンを生成するメカニズムを唱えた論文が発表されています。あくまでも動物実験のレベルですが、目が吸収した紫外線が皮膚にも影響する可能性があるというのです。「目由来かどうかは定かではありませんが、日焼けによる目の痛みを訴える患者さんは肌もよく日焼けしていますね」と川島さん。

そこで重要なのは目の保護です。川島さんは「サングラスやゴーグルは目の保護に有効です」と強調します。環境省作成のマニュアルでも、紫外線防止効果のあるサングラスや眼鏡を適切に使用すると、紫外線ばく露を最大で90%カットすることができるとされています。

とはいえ、今夏もマスク生活は続きそうですし、数年前のサングラスをそのままかけていると、うっかり顔の大部分が隠れた「怪しい人」になってしまうかも。メガネチェーン「JINS(ジンズ)」広報の岡田真里奈さんにイマドキのサングラスの選び方を聞きました。

「目元が透けて見えるナチュラル感と顔に収まりがよいコンパクトなサイズ感がトレンドです」と岡田さんは話します。押さえておきたいポイントとして「三つのC」を教えてくれました。似合うサングラスを選ぶためにチェックするべき点もあるそうです。

JINSが提案するカラーレンズのサングラス
目が透けて見える薄い色合いのサングラスが増えている(JINS提供)
トレンドのサングラスの選び方

〈1〉薄いカラー(COLOR) 寒色系、暖色系、肌なじみの良いベージュ、茶系までカラーレンズは色のバリエーションが広がりました。注目すべきはどの色も薄いこと。つまり、目が透けて見える色の薄さが大切です。なりたい印象にあわせて色を選びましょう。ベージュ系なら陰影が付いた彫りの深い顔立ちに、ブルー系なら涼しげで爽やか、ローズ系なら血色が良くなり、ラベンダー系は肌の透明感がアップします。

〈2〉コンパクト(COMPACT) フレームはジャストサイズで。ツルも含めて、きゃしゃで細めのものが主流です。アクセサリー感覚で使えるメタル素材も豊富です。

〈3〉紫外線カット(CUT)率 レンズの色が濃ければまぶしさの対策にはなりますが、カット率には関係ありません。色が薄くてもカットはできます。レンズのカット率の確認を忘れずに。

サングラスは薄い色のカラーレンズがおすすめ
色のバリエーションが豊富になったレンズ(JINS提供)

似合うサングラスの見つけ方も教えてもらいました。

似合うサングラスを選ぶポイント

〈1〉フレームが眉のラインに沿っているかを確認しましょう。かけたときに眉毛が少し見えるぐらいが理想です。

〈2〉フレームの幅は顔の横幅から少し出るぐらいがよいでしょう。フレームの縦の大きさは、眉からあごまでの長さを3等分した長さと同じ、もしくは少し大きいぐらいがお勧めです。

岡田さんは「コロナ禍以降、サングラスのトレンドは確実に変わっています。薄い色のカラーレンズはアイシャドーやチークをつけるようにメイク感覚で選んでみてくださいね」と勧めています。

(読売新聞メディア局 野倉早奈恵)

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