マリンコーデの「技あり」アレンジ 新感覚の着こなしとは?

今年の夏は「海」をイメージするマリンルックに注目が集まっています。「家ごもり」の時間が長く続いただけに、さわやかで開放的なムードを求める気持ちが人気を後押ししているようです。ただ、夏の定番スタイルを今年らしく着こなすには一工夫が必要。愛らしくて気負わないテイストで人気の高いブランド「LOULOU WILLOUGHBY(ルル・ウィルビー)」の2022年春夏コレクションから、街中で着やすい、最新のマリンコーデをご紹介します。

宮田理江のモード日和5月

ゆったりパンツにシャツをインして、メリハリシルエット

マリンルックとは、海兵隊員が着ていた水兵服にインスピレーションを受けたスタイルのこと。セーラーカラーのジャケットやブラウス、ボーダー柄のTシャツ、セーラーパンツなどが代表的なアイテム。基本カラーはさわやかな印象の「青×白」です。

マリンルックを大人っぽくアレンジするなら、量感のあるワイドパンツがオススメ。ゆったりした濃紺のパンツに合わせるブラウスは、両袖のサイドにレースをあしらったストライプシャツ。メリハリを意識したシルエットが印象的です。ハイウエストのパンツにシャツの裾をインして、脚を長く見せます。

宮田理江のモード日和5月
ヘアバンドとイヤリングで顔周りも華やかに

「青×白」に赤を加えたトリコロールカラーもマリンルックの定番です。海の色を思わせる鮮やかなブルーのパンツは、トリコロールカラーのリボンをモチーフにした動きのあるデザイン。真っ赤なパフスリーブのプルオーバーを合わせて、フェミニンなムードに仕上げた「変化球」のコーデです。

宮田理江のモード日和5月
夏のトレンド、かごバッグはマリンルックにかかせないアイテム

ゆるりとしたシルエットのパンツに合わせたコンパクトなトップスは、華奢きゃしゃさを強調。アウトラインをフリンジ仕立てにしたツイードジャケットは華やかで存在感があります。

マリンテイストの帽子やスカーフで遊び心をブレンド

手持ちの服をマリン風に見せたいときは、帽子やスカーフなど小物を取り入れてイメージチェンジしましょう。

宮田理江のモード日和5月
素足にローファーを履いて、マリン×メンズライクな足元に

ツイード生地で仕立てたチェック柄のセットアップに、パールの飾りを施したキャスケットをオンすることで、ほどよいマリンルックにイメチェン。小ぶりなチェーンバックを斜め掛けにして、「マニッシュ×コケット」のミックススタイリングの完成です。

帽子よりも取り入れやすいのは、さらりと巻くだけで印象を変えてくれるスカーフです。ブルー系を選べばクールなイメージになり、小顔効果も期待できます。

宮田理江のモード日和5月
グリーンのヘッドスカーフで顔周りを明るく

スカーフは位置や巻き方で、印象ががらりと変わります。頭に巻くヘッドスカーフは見る人の視線を上げてくれるので、全体を縦長に見せる効果が。オレンジのボーダー柄のトップスにペールカラーのパンツを合わせた着こなしが、夏らしいクールな印象です。

マリンモチーフやツートンでアレンジ

海を連想させるモチーフはマリンコーデの「隠し味」。上品でシックなブラウス&スカートのセットアップにトリコロールカラーで描いたヨット柄が映えます。大きなリボンをキュッと結んで、華やぎもたっぷり。濃いネイビーのカーディガンを羽織って、大人の女性を演出しています。

宮田理江のモード日和5月
襟ぐりや袖、裾回りに白×赤のラインをあしらったカーディガン

あえて基本の青を使わず、「黒×白」「グレー×白」のツートンでマリン感を表現したコーデをご紹介。

宮田理江のモード日和5月
肩周りのゴールドモチーフがさりげないマリン感をプラス

主役は大ぶりのギンガムチェックのロングスカート。白のTシャツの上に黒のニットベストを重ねて、上半身をコンパクトにまとめています。Tシャツとニットベストの丈違いを生かした「長短レイヤード」が、自然な縦落ち感を強調。足元はグルカサンダルで軽やかに。

毎日を自分流に楽しむ女性のリアルコーデ

「ルル・ウィルビー」はロンドン郊外のキャッスルホテルに住むセレブな女性のクローゼットをイメージしたブランドです。毎日を自分流に楽しむ女性のリアルで多彩なスタイリングが魅力。2022年春夏のテーマは「Age of Discovery(大航海時代)」。華やかでキャッチーな雰囲気の、新鮮なマリンスタイルを提案しています。

定番のマリンルックもアレンジを加えれば、ぐっと今年らしいスタイルに様変わりします。この夏に向けてマリンコーデを取り入れて、スタイリングに一段と磨きをかけてみませんか。

画像協力:ルル・ウィルビー
https://www.allureville.com/

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宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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