大泉洋が初共演で「すごいね綾瀬はるかは」と落ち込んだ理由

元彼の遺言状(フジテレビ系)月曜午後9:00
敏腕弁護士の剣持麗子(綾瀬はるか)は、急死した大学時代の元彼・栄治(生田斗真)が残した「しのだをたのんだ」という言葉に応えるべく、篠田敬太郎(大泉洋)を雑用係として雇う。異色のバディが様々な事件に挑むミステリー。

紅白歌合戦の司会やNHK大河ドラマの大役、そしてフジテレビの看板ドラマ枠「月9」の出演など、今や押しも押されもせぬ人気俳優だ。

今から20年ほど前、北海道で人気を誇った出演番組「水曜どうでしょう」が終わり、東京進出を決めた頃、事務所の関係者にお願いした。

「ブレイクさせないでくれ」

振り返れば変わったお願いだったが、真剣だった。

「一気に注目されて、パタッと出なくなるのでは困るでしょう。この仕事をずっと続けたかったんです」

目の前にある仕事と、一つずつ向き合ってきた。10年ぶりに縁ができた「月9」は、新川帆立のベストセラーが原作のミステリー作品だ。物語の鍵を握る謎の男、敬太郎を演じる。柔らかくスマートな振る舞いをする一方で、過去は謎に包まれている。「何かある男。優しい人だけど、どういう役割を果たしていくか分からない。どうなっていくのかな」と笑う。

大泉洋、ドラマ「元彼の遺言状」で綾瀬はるかと初共演
ドラマ「元彼の遺言状」で綾瀬はるかと初共演の大泉洋

コンビを組む弁護士の麗子を演じる綾瀬はるかとは、初の共演となる。出演依頼を受ける大きな決め手になった。

「日本でこれだけ、どの仕事も成果を出す人はいない。興味があった」。現場での綾瀬はほどよく隙を見せるという。だが、「パンッとカメラが回ると、つけ入る隙のない麗子に変わる。初日は帰りの車で『すごいね、綾瀬はるかは』と落ち込んじゃった。計り知れない魅力があります」。全幅の信頼を寄せている。

「どうやって生きていくんだろう」と思ったころから、想像できないほど“ブレイク”した。「地道に良いお仕事をちょっとずつやってこられた。周囲に感謝です」。謙虚に振り返り、快活に笑った。

突然のコーヒーブーム

Q マイブームはありますか。

A コーヒーです! そこまで飲まなかったんですが、半年前ぐらいから突然。

Q 奥が深そうですね。

A 今もじわじわと。「水曜どうでしょう」のディレクター・嬉野(雅道)さんがプロデュースするコーヒーを送ってくれて。浅煎りで、酸味や華やかな香り、色々と感じるんです。俺もこだわり始めて「こんな焙煎ばいせんしてよ」とか自分でも言い始めたら、めんどくせえなという気もするけど(笑)。

(文・読売新聞文化部・松田拓也 写真・大石健登)

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大泉 洋 (おおいずみ・よう)

1973年4月3日生まれ。北海道出身。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー。大学生の頃から出演していた北海道テレビ「水曜どうでしょう」でブレイクし、30代に入り東京進出。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に源頼朝役で出演中。

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