誘い方は想定できていますが、声をかける勇気が持てません!

「僕に勇気をください」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。4歳上の職場の女性と遊びに行きたいと思っているものの、「誘うのが怖い」という19歳・社会人のトピ主さん。「誘う理由や誘い方はシミュレーションできていますが、声をかける勇気が出ません」と心情を吐露し、「勇気をください」とつづっています。

ネガティブな気持ちを抑えて、勇気を出すには

「嫌われたらどうしよう。自分に自信がない……など、ネガティブな方向へ気持ちが行きます」とトピ主さん。その後には「小さい時から内気で恥ずかしがりな性格」「友達もあまりいませんでした」「高校生からは大きく変わりましたが、社会人になり、また押し潰され自信をなくしました」という自己分析の記述が続きます。

ネガティブな方向に考えてしまうのは、「どんな答えが返ってくるかわからないし、傷つくことを言われるかもしれないから」ですよね。その怖さがあるために、「好きな女性を誘いたい」という思いと同じくらい、「誘ったところで応えてもらえないに違いない」「傷つくくらいなら誘う前に諦めてしまいたい」という思いが生じていることが推測できます。

こういったとき、人はその“裏付け”となる事実を無意識に探す傾向があります。「なぜなら自分は内気で、友達もいないし、社会人になっても自信がない人間なのだから」と。つまりトピ主さんの耳元で「こういう人間なのだから、誘うことは諦めたほうがいい」とささやいているのは、もう一人の自分自身。客観的な評価や事実ではなく、自分自身でそう思うようにしてしまうのだな、ネガティブな気持ちに向かうときはこういう思考の流れになりがちなのだな……ということをまずは理解してみるといいと思います。

性格は常に表裏一体で、どう見るかは相手次第

続いては、自分に対する評価を疑っていきましょう。人の長所と短所は常に表裏一体です。決断力がある人が、ともすると自分勝手な人と言われたり、周りを気遣える人が、時に八方美人な人と言われたりするのと同様です。トピ主さんが自称する「内気で恥ずかしがりな性格」にしても、見方を変えれば「優しい人で、威圧的な性格ではない」「チャラチャラしていない穏やかな雰囲気の人」などと評することができるかと思います。

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友達の数が多くないことに関しても、たとえば「趣味があり、ひとり時間も楽しめるタイプ」「本を読んだりして静かに過ごしているほうが好きな性格」などと表現すれば、ずいぶんとプラスな印象に聞こえませんか? 「友情は数より質」という考え方もあり、友達の数がその人自身の豊かさを証明するわけではありません。女性にも友達の数が多くないタイプの人はいますし、「社交的すぎる人は苦手」という人も少なからずいます。

人の性格に関しては、プラスの印象を持たれるか、マイナスに受け取られるかは相手次第であり、絶対的に異性に好かれない理由になるようなものはほとんどない、と考えていいと思います。無論、極端にポジティブに捉えようとする必要はありませんが、「気になる相手が自分の性格をプラスに受け取るか、マイナスに受け取るかの確率は半々で、どちらに転ぶかはわからない」くらいに理解しておくのは一案です。

スモールステップで目標設定をしよう

勇気を出して遊びに誘うことができ、デートが実現すれば、その後もさまざまな希望が生まれてくることが予想できます。もっと長く一緒にいたい、二度目も三度目も出かけたい、できれば交際したい、自分を好きになってほしい……等々。こうした思いが膨らむのは恋愛感情の常ですが、仮に「デートはできたけど付き合えなかった」となったとき、「最初から誘わなきゃよかった」「不毛な勇気だった」などとすべてを否定する思考になってしまう人も少なくありません。

しかしそれでは、勇気を出した自分が報われないですよね。そこでおすすめなのが、スモールステップの考え方です。目標設定は細分化し、小さな達成感を得ながら段階的に目指したほうが、着実に目標に近づいていきやすい、と言われています。今回でいえばまず「誘うかどうか」というチャレンジをしているわけですから、まずは「誘うことができればO K!」という目標設定にしてみてはいかがでしょうか。答えのいかんにかかわらず、です。

遊びに行けることになれば、今度は「一回目のデートを楽しく過ごせるよう頑張ろう」という次の目標に進めばいいと思います。仮に誘いを断られたとしても、「怖さに打ち勝ってよく頑張った!」「一歩を踏み出せた自分を誇りに思おう」と自分を褒め、認めることができれば、答えがどうあれ、その経験は必ず自信につながります。異性を遊びに誘うことがそれほど難しくないことに思えてきて、次の機会にはもっと気楽に誘うことができるようになるかもしれません。

最後に「誘う理由や誘い方はシミュレーションできている」ということですが、対人関係においては、あまり緻密ちみつに計画をしすぎると、予想と違う展開が起きたときにうまく対応できなくなるリスクがある点は心得ておくといいかもしれません。ざっくりとプランは決めつつも余地は残しておき、「臨機応変に対応しよう」という心構えで臨んだほうが、落ち着いたやりとりができると思いますので、よければ参考にしてみてください。勇気が出せるといいですね。応援しています。


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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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