カラフルな花にかこまれた白黒猫の「スカ」

猫のスカ

フラワーアレンジメントのアトリエ「La hortensia azul(オルテンシア アズール)」の看板猫を訪ねて西荻窪(東京都杉並区)に来ました。アトリエ名はスペイン語でアジサイの青色。どこを背景にしても、すてきな花のアトリエですが、看板猫のスカ(オス・7歳)のモデルぶりにも感心しました。カメラのレンズやシャッター音も慣れたもの。さらに、その場でしばらく止まってポーズを取ってくれるのがありがたい。オーナーのフラワーアーティスト・北村美加さんによると、看板猫として作品と一緒に毎日のようにご自身でカメラを向けているそうで、写真撮影は慣れっこだとのこと。「花屋の猫スカのカレンダー」も一般発売されていて、花屋の猫らしくお花とのツーショットがとても絵になる白黒猫でした。

猫のスカ

ショーウインドー越しに、道行く人の目をくぎ付けにするスカ。看板猫らしい姿ですが、実はスカは2代目。20歳で天寿を全うした初代の黒猫「ノロ」に代わり、2014年からアトリエの看板猫を引き継ぎました。

猫のスカ

スカは幼い頃、暗い海に浮かんでいたところを運良く助け出され、保護猫団体を介して北村さんの元にたどり着きました。スカにとっては最悪なスタートでしたが、奇跡的な偶然の出来事がいくつも重なり、今は美しい花々に囲まれて日々を過ごしています。

猫のスカ

お花だらけの環境におりますが、時にナイトな面も見せるスカです。北村さんに本をお渡ししたのが攻撃しているように見えたらしく、態度を一変。「ウーウー」と威嚇されました。先ほどまでの、ほがらかな猫から姫を守る頼もしい猫に変身です。

猫のスカ

ほどなくしてスカの誤解はとけ、お花のリースが似合うかわいらしい猫に戻りました。アトリエでは、フラワーアレンジメントのレッスンもしています。そんな時もスカはのんびり過ごしながら、看板猫として生徒さんやお店を守る意識を持っているのかもしれません。

猫のスカ

オルテンシア アズールは、1995年にウェディングフラワーのアトリエとして吉祥寺(東京都武蔵野市)でスタート、2000年にここ西荻窪に移転し、店舗兼アトリエとしてオープン。現在は店舗ではなく制作やレッスンのみとなっていますが、タイミングが合えば、表の看板から顔をのぞかせるスカの姿を見られることもありそうです。

猫のスカ

「オルテンシア アズール」
住所:東京都杉並区松庵3-31-16-#105
公式サイト:https://www.la-hortensia-azul.com/

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南幅 俊輔(みなみはば・しゅんすけ)
グラフィックデザイナー&写真家

盛岡市生まれ。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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