「上田と女が吠える夜」上田晋也、女性陣の不平不満たっぷり浴びる

上田と女がえる夜(日本テレビ系)水曜午後9:00
司会の上田晋也と、「歯に きぬ 着せぬ女たち」が、モヤモヤだらけの世の中を一刀両断するトークバラエティー番組。大久保佳代子、MEGUMI、若槻千夏、ファーストサマーウイカたちが、女性の目線で熱く語る。

「女性陣の不平不満をたっぷり浴びたなぁ。彼女たちは毒素を吐き出してすっきりしたでしょうけど、僕にとっては逆デトックスでした」

長い収録が終わったのは、予定より30分遅れの午後10時過ぎ。衣装のままさっそうと現れると、言葉と裏腹に充実した表情で振り返った。

上田晋也さん

男女の話や世間の風潮など、女性たちが気になったこと、憤っていることなどを数珠つなぎに語る新番組のMCを務める。特番での好評ぶりを受け、レギュラーとなったこの番組では、女性たちのトークを受け止める聞き役に重きを置くという。

「特番では、知り合いの女性たちから『すごく分かる。そういう人、いるいる』みたいに共感されることが多かったです。この時代、ストレスのない人なんてそうそういない。出演者は世の女性の代弁者。皆さんのストレス解消になれば番組は成功です」と手応えを口にする。

大笑いしつつ絶妙なタイミングで相づちを打ち、ツッコミを決めると、出演陣のトークは調子が上がる。「彼女たちの話を聞いて笑ってるだけ。勝手に僕がほえる設定にされていますが、ほえていないし、予定もないですから」と謙遜する。出演者が気持ちよく、安心して話しているのが画面越しに伝わってくる。

数々のレギュラー番組を抱える今、「天下を取ったのでは」と水を向けると、「恐れ多すぎてとんでもない。富士山でいうと裾野。いや、裾野どころか四国ぐらいにいますわ。富士山見えないんだけど!」と即座に代名詞の「例えツッコミ」で返された。快活な言葉の奥に、状況を一瞬でとらえ、鋭い一手を打つ「MCの極意」が見えた気がした。

将来娘が芸人になりたいと言ったら?

Q 最近、ほえたくなったことは。

A 前に出した本「経験」について、ファンの方とかに「あっという間に読めました」「速読で読みました」と言われました。何週間もかけて書いたのに、そんなに内容薄かったかなって……。

Q お笑い好きの娘さんが、将来芸人になりたいと言ってきたら。

A もう覚悟をしています。本当はなってほしくないですが、「しょうがないなぁ。お父さんはサポートできないから自分で頑張れ」と言うつもりです。

(文・読売新聞文化部・若林圭輔 写真・須藤菜々子)

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上田 晋也(うえだ・しんや)

1970年7月7日生まれ。熊本市出身。高校時代の友人、有田哲平とお笑いコンビ「海砂利水魚」を結成。2001年に「くりぃむしちゅー」に改名した。新著に「激変 めまぐるしく動いた30代のこと」(ポプラ社)。

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