アラフォーで何もかも諦めがちに。もう遅い、が勝ってしまいます

「40代になり、何もかも諦めてしまいます…」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。仕事・恋愛・生き方など、今までの人生すべてに大きな後悔があるというトピ主さん。今からでも前を向いて新たなスタートを、と思うものの、年齢を思うと簡単にくじけてしまい、困っているとのこと。どうしたら「年齢など関係ない」「今からでも間に合う」と思えるようになるのかと問いかけています。

挑戦をせず「やればできるはず」という状態を好む人もいる

家族・家・仕事・貯金がないまま今の年齢になり、“人生の土台”を作ってこられなかった、とつづっているトピ主さん。最近は自己啓発の本をよく読んでいるものの、「これは若い人向けの本だな」「もう少し若ければ」と思うばかりで、「もう遅い」という意識が勝ってしまうとか。やってみたい趣味があるものの、義務的なことが山積みで「それどころではない状況」。若い頃は、自分に自信がなく殻に閉じこもっていたそうで、「若い頃の自分にきちんと若者らしく人生を謳歌おうかしてほしかった」「そしたら今の自分はこんなんじゃなかったのに」と感じているそうです。

【恋活小町】は毎週月曜更新! 恋愛に悩んでいるあなたへの処方箋

これらの記述から事実として浮かび上がるのは、若い頃も今も、トピ主さんが「クリアしたい目標や課題を“やらない理由”を持っている(いた)」ということです。40歳代は確かに気力・体力が落ち始める年代ではありますが、おそらく今の年齢も“やらない理由”の一つに過ぎず、もっと根本的な思考の部分に原因が潜んでいる印象を受けました。

「くよくよしていないで、やるしかないのですが、つい、くじけがち」といった記述も見られますが、なぜいつも「やらない」ほうを選択してきたのか。あくまで可能性の一つですが、「やってみたけどダメだった」という結果になることを極端に恐れて挑戦ができず、「やれば、きっとできるはず」という状態に身を置こうとする傾向があるのかもしれません。

チャレンジをして「結果」を得ないと、前には進めない

仕事でも趣味でも恋愛でも、何かやってみたいこと、諦めきれないことがあるときは、「挑戦する」「挑戦せずに諦める」、あるいは「諦めもしないし、挑戦もしない」という三つの選択肢があります。挑戦をして、失敗を含めた何らかの“結果”を出せば、あるいは挑戦せずに「これが自分の身の丈だ」と諦めれば、そこから“次の展開”が生まれてきます。しかし「諦めもしないし、挑戦もしない」を選ぶと、人生は“たられば”ばかりになり、前に進んでいきません。

挑戦によって人生を先に進められるケースには、以下のような例が挙げられます。

・憧れの資格職に何度か挑戦して、不合格だった→諦めて、次に目指す仕事を探せる
・気になる趣味を体験してみたら、思うほど面白くなかった→他の趣味に目を向け、本当にハマる趣味を探せる
・好きな相手にアプローチして、振られた→別の人を探すにせよ、思う側の恋愛は諦めるにせよ、前に進んでいける

実際、世の中で何かしらの成果を出している人は、見えないところで数限りない挑戦や失敗をしています。たくさんの風船を膨らませてみて(挑戦)、多くは途中で割れてしまい(失敗)、それでもやめずに膨らませ続けて(再挑戦)、割れずに残ったものが、他人の目に見える“成果”となります。

「今すぐ挑戦してみたいこと」を絞って、行動してみよう

今後については、<A>「目標に一つずつ向き合う」、もしくは<B>「完璧ではない人生を許容する」ことを考えてみるといいと思います。

まずは<A>から。トピ主さんには完璧主義で「これがダメだから全部だめだ」と考えてしまう癖がある、とのことですが、「100点ではない人生なら、0点でいい」ではなく、「50点でも取れる人生のほうがいい」「まずは10点ずつ取っていこう」と決意してみてはいかがでしょうか。「これだけは頑張っている(頑張った)」という事実を一つでも持てると、それが心を支える自信となってくれますし、その積み重ねこそが、トピ主さんが言うところの“人生の土台”になっていくと思います。

やりたいことの中から、「今すぐ頑張りたいこと、挑戦してみたいこと」を絞ってみましょう。たとえば「今年は仕事を頑張って、趣味がなくてもよしとしよう」「貯金は頑張るけど、人づきあいでは無理をしない」といったふうに、「今はこれだけは頑張っている」と言えるものを常時、持つようにしてみてはいかがでしょうか。

その後の投稿によれば、資産形成やキャリア形成もやるべきだが、死ぬまでに必ずしたいのは車の運転と恋愛、とのこと。そうであれば、来週からでも免許を取りに行ってみては。恋愛に関しても、異性と出会うための行動改革や準備はすぐに始められるかと思います。

そして<B>。紆余うよ曲折ある人生を生き切るだけでも、実はすごいことです。「生きているだけで丸もうけ(by明石家さんまさん)」の精神に立ち、「毎日元気に過ごせているだけで、人生は上等」「特別な存在になる必要などない」と本気で思うことができれば、心の負担は驚くほど軽くなると思います。

心理学などを学んでみるのもおすすめですし、人生の充実感を得たいならば、なんらかの形で「社会や他者に役立てている」と実感できる仕事や役割を検討してみるのも一案です。健やかな40歳代の心身を生かして、できるだけクヨクヨしない毎日を過ごしていけるといいですね。応援しています。

働く女性を応援するOTEKOMACHI(大手小町)の新着ニュースをチェック 

あわせて読みたい

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

Keywords 関連キーワードから探す