分譲マンションの後悔しない選び方…広告の備考欄を見逃すな!

新築分譲マンションの価格が高騰している。高い買い物だけに、後悔しない選び方について、広告の見方や間取りの選び方をリクルートの不動産・住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」編集長、池本洋一さんに聞いた。

不動産の専門用語も把握し、項目をチェック

不動産会社が出すマンション広告は、新聞の折り込みチラシや駅周辺に置かれたフリーペーパーなどがある。池本さんは「こうした紙広告は物件探しの1次情報で、『出会い媒体』」と話す。

2LDKなどの間取りのタイプや間取り図、部屋の写真、設備面の特長などを掲載している。広告を比較検討して、どんな暮らしができるのかイメージを広げるのに役立つ。

不動産の専門用語も把握し、項目をチェックしたい。例えば「専有面積」。広告上では多くが壁や柱などの中心線で囲まれた「壁芯面積」を指す。一方、登記上の面積は、壁などの内側の面積「 内法うちのり 面積」で、壁芯面積より若干小さくなる。

「広告の下部に小さな文字で書かれた備考欄は見逃さないで」と池本さん。施工主や管理会社、管理費・修繕積立金、仲介手数料など重要な情報が多い。広告に印刷されたQRコードも、スマートフォンで読み込んで確認を。物件のサイトなどに接続でき、より多くの情報が得られる場合もある。

新築マンションの内装。家具は入っていない。イメージ画像
写真はイメージです

早く効率的に物件を探したい人には、インターネットの住宅情報サイトがお薦めだ。スーモのほか、アットホーム、ライフルホームズなどがある。掲載物件数が多く、沿線や希望面積などの希望条件で検索して、対象を絞り込める。

暮らしに合わせた間取りを選択

長く快適に暮らすなら、間取りの確認もポイントだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅で過ごす時間が増え、テレワークが浸透する中、マンションでも部屋数やリビングの広さなどに快適性を求める声も出ている。

池本さんは「家族がどんなライフスタイルを実現したいのかによって最適な間取りを選択することが重要」と話す。例えば、タワーマンションなどで見られる全居室が横並びの間取り(3LDK)。リビングや居室がバルコニーなどに面して明るく開放感がある。スーモの調査では、4人家族に最も人気があった。

家族構成の変化に伴い、いずれ間取りの変更を考える人もいるだろう。ただし構造上、容易に変更できないケースもある。上階の床裏などに直接天井材を張るなどして仕上げる「直天井」や「直床」の場合だ。照明器具の配線や給排水の配管などが通る空間を設けた「二重天井」や「二重床」は購入コストはかかるが、間取りの変更はしやすくなる。

池本さんは、「気になる点は不動産会社に問い合わせること。中古物件も含め、必ず内見をして購入すべきか判断してほしい」と話す。(読売新聞生活部 岩浅憲史)

マンションの選び方のポイント
・チラシやフリーペーパーの物件広告で情報収集。暮らしのイメージを練る
・広告の備考欄やQRコードをチェック
・住宅情報サイトで、面積や眺望などの希望条件から絞り込む
・将来も見据え、家族のライフスタイルに合った間取りを選択
(池本さんの意見を基に作成)

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