オンでもオフでも活躍する、春のジャケット着回し術

お仕事ルックの定番的なジャケットは、オンでもオフでも着こなしやすい重宝なアイテムです。働く女性から支持の高い、ニューヨーク発のブランド「Theory(セオリー)」の2022年春夏コレクションをお手本に、着回しバリエーションを増やす、3つのコツを紹介します。

「きれい色」ジャケットをニュアンスで着回す

ダークカラーのジャケットをオフィス以外で着ると、お仕事ムードが出てしまいがち。2着目を選ぶなら、明るいトーンのジャケットがオススメです。合わせるアイテム次第で着こなしのレパートリーが広がります。

マイルドなクリームイエローのジャケットは、洗練した雰囲気を感じさせます。黄色にはポジティブなイメージもあるので、オフィスでは積極性をアピールする効果も期待できそう。オフの日はデニムパンツと合わせて、さわやかに着こなしましょう。黒いトップスを合わせると、コントラストが強まり、大人っぽく仕上がります。

宮田理江のモード日和4月
カーディガン感覚でさらりと羽織ると、こなれて見えます

パープル系コーデは難易度が高めですが、トーンの薄いラベンダーのジャケットを選べば、多彩に着回せます。

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パープル、白、カーキとカラーブロックが映える着こなしが新鮮

りんとした華やぎを感じさせるラベンダーのジャケットは、合わせるアイテム次第で雰囲気が変わります。例えば、職場では落ち着いた品の良さを演出。オフの日は、ワークウェア系のパンツと合わせて動きのあるスタイリングに。フェミニンな色合いとマニッシュなシルエットが引き立て合う、相乗効果が狙えます。

パンツ丈の変化でリズミカルに

ジャケット+フルレングスのパンツスーツは、お仕事ルックの基本形。でも、ボトムスの丈や形を少し変えるだけで、オフの日にも活躍します。

膝上丈のハーフパンツを合わせれば、いつものスーツが涼しげなセットアップに様変わり。オフの日に着こなすなら、トレンドの着丈の短いコンパクトトップスを合わせて。ウエストあたりの素肌がチラリとのぞくショート丈でも、ジャケットを羽織れば品良く着こなすことができます。

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ハーフパンツ+コンパクトトップスで大人の肌見せコーデに

パンツの丈を少し短くするだけでも、堅苦しいスーツを軽やかに着こなせます。ポイントは靴選びと“足首見せ”。スニーカーでアクティブに見せたり、パンプスでレディーライクに仕上げたりと、自在にアレンジできます。

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パンツスーツを大人仕様に着崩して

足首が見えるアンクル丈のパンツは、シャープなレッグラインを引き立たせます。ジャケットのインナーはリラックスしたTシャツ風トップス。腰にニットを巻いて、気負わない雰囲気に。アンクル丈パンツは動きやすさの面でもオススメです。

ジャケット袖をロールアップ、大人の余裕を演出

適度に素肌をのぞかせるのは、春夏のおしゃれの小技の一つ。黒やグレーなどベーシックな色のスーツは、両袖をロールアップすると、印象が変わります。

全身が黒のコーデでも重たく見えないのは、袖をひじの手前まで思い切ってロールアップしているから。最も細いパーツである手首を見せることで、華奢きゃしゃで女性らしい雰囲気を引き出します。インナーにビスチェを合わせると、スーツの表情が一変。夏の黒スーツをエレガントに着こなすスタイリングです。

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素肌の透明感を引き出す黒コーデに注目(すべて参考商品)

最近、デニムや化繊で仕立てた新感覚のスーツが人気です。カジュアルな着やすさがあり、「きちんと感」も備わっているから、出番が多い重宝なスーツです。

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ウエストゴムのパンツで着心地も○(すべて参考商品)

デニム素材のパンツスーツは、袖だけではなく、裾もロールアップ。裏地が見えると、一気にカジュアル感がアップします。休日はシャツの襟元を広めに開けて、大きなVラインを生かした「スッキリ見せ」に。靴をサンダルに履き替えれば、さらにくつろいだ印象になります。

選ばれる理由は、自分好みのジャケットに出合える信頼感

1997年にニューヨークで誕生した「セオリー」は、洗練されたスタイリッシュな装いで日本でも広く支持されているブランドです。完璧なフィット感と着心地の良さに定評があります。ミニマルなシルエットならではの、自分好みにコーディネートしやすいところも魅力です。

ジャケットやパンツスーツは、つい、型にはまった着方を選んでしまいがちですが、工夫次第で多彩なアレンジが可能です。オンとオフでワードローブを分けてしまわず、もっと自由な発想で着回せば、手持ちの服を有効に活用できます。

画像協力:セオリー
https://www.theory.co.jp
https://www.theory.com

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宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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