2回目以降も会いたい人がいません。いつまで婚活すればいいの…?

「いつまで婚活したら」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「婚活市場からは外れてきた年齢なので諦め気味」ではあるものの、「老後一人は寂しいだろう」「残りの人生を一緒に楽しくすごせる人がいたら」という考えから、結婚相談所とは違う方法で婚活をしている、というトピ主さん。しかし、「会う人皆共通して話がつまらない、容姿がおじさんばかりで、2回目以降、会いたいと思ったことがありません」とのこと。どうしたらいいでしょうか、と問いかけています。

結婚は日常。「楽しませてほしい願望」は分散させよう

投稿には、「こちらがどれだけ話題があっても相手の話がつまらない」「容姿は最重要ではないけど、ある程度大事」といった内容もつづられています。「一人でいることに退屈してきた」といった記述もあわせると、トピ主さんは結婚相手に経済力などは期待しておらず、「容姿がそれなりに良くて話が面白い、自分の毎日が楽しくなるような人」に出会いたい、と考えているようですね。

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「話が面白くて、楽しく過ごせる人」という希望は、婚活においては結構探しにくい条件かもしれませんね。もっと現実的な条件で相手を探している男女も多いでしょうし、人を楽しませるスキルが高い人は、そもそも婚活の場に少ないことが推測できます。加えて、人の面白さは数値にして測れない上、短時間では見極めきれない条件です。

「話が面白いと思える人と、楽しく過ごしたい」と思うのであれば、婚活相手だけに期待をかけすぎず、友人や知人、一期一会で出会う人たちに、期待を分散するのはお勧めです。日常のささいな行動や関わりの中で「自分を楽しませること」が上手になれば、退屈しない人生にも近づくように思いますし、その楽しみを分け合おう、と思いあえる相手も現れやすくなる気がします。また、美輪明宏さんが「結婚はディズニーランドではない」と指摘しているように、結婚は非日常ではなく日常です。「楽しさだけでなく、大変さやしんどさも分け合う関係である」という視点も、あわせて持っておくとよさそうです。

「どのような相手なら、自分は話がつまらないと感じないのか」を、検証してみるのもお勧めです。男女関係では、「自分好みの相手ならば、何を話しても楽しいと思える」ということも少なからずありますし、興味や価値観が近いという意味での「話が面白い人」を探したいと分かれば、SNSなども含めて興味や関心事が近い人が集う場所で探してみる、という行動にもつながるかと思います。

先々を考えず、「ちょっと楽しい今日」にフォーカスする

あえて「2回目以降」を考えず、「1回限りでも楽しもう」という気持ちで婚活のデートに臨んでみることも、試してみてはいかがでしょうか。

人生は「今日」の連続なので、ちょっと楽しいと思える今日を増やしていけば、楽しい人生に近づくはず。そのように考え、「先はどうあれ、とりあえずは1回目のデートをする今日を楽しんでみよう」という気持ちで臨んでみる。自分が楽しもうとしているのに相手が後ろ向きの様子で乗ってこないなら、さっさと解散して、次の人とデートをする。その繰り返しで、まずは「今この瞬間は割と楽しいし、一緒にお酒くらいは飲めそうだな」くらいの知人関係を増やしてみる。そのくらいのスタンスのほうが案外、「楽しさに価値を見いだす相手との2回目」が生まれやすいようにも思います。

また投稿には、「容姿が全くピンとこないと興味すら持てない」という記述も見られますが、そうであれば、写真を見て容姿にピンとこない人には、一旦、最初から会わないことにしてみては。容姿は会う前にでもわかる情報なので、時間を有効に使いたいならば、そのようなやり方もあるかと思います。

相手に「すごい」と思われることを目指さない

最後に、今回の投稿で最も気になったのは、「私が多才で能力が高ければ、一人でも退屈せず人生を送れたと思いますが」という一文です。確かに多才で能力が高い人は、才能を生かして活躍できる醍醐(だいご)味はあるでしょうが、それゆえに高みや変化に挑み続ける大変さもあるでしょうし、才能とアイデンティティーが切り離せず、人生において長く“自分との戦い”を強いられる苦労もあるように思います。トピ主さんと同様、「一人では楽しくない」「誰かと人生の日々を分け合いたい」と感じたとしても、何ら不思議はありません。

それに世の中には、特別な才能がなくても、自分の好きなことをして楽しみ、幸せを感じている人はたくさんいます。「楽しい人生を送るために、特別な才能や能力は必要ない」と理解したほうが、トピ主さんの人生をより良くしていけるように思いました。

「私は第一印象で失敗したことない」「突出した能力もないですが、話は面白いと自負している」という記述を見る限り、もしかしたらトピ主さんは「才能」や「能力」といったものへの憧れやこだわりが強いタイプなのかもしれませんね。婚活で会う人たちから「面白い人だ、色々話せる、色々知ってるね」と言われる、とのことですが、「誰かに自分を認められたい、すごいと言わせたい」といった無意識の願望がもしも心のうちにあるならば、そこを和らげることで変化が起きる可能性も感じます。

対人関係では、相手に自分を認めさせようと思うと「完璧なパフォーマンスをしよう」としゃかりきになり、相手側を疲れさせてしまうことが少なくありません。「人の良いところはにじみ出るもの。1回目からアピール合戦をする必要はない」と考えて、今よりもう少し自然体で人と会ってみる姿勢も試してみるといいように思いました。応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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