西荻の帽子工房のおしゃれなサビ猫「クマーヌ」

サビ猫「クマーヌ」

JR西荻窪駅(杉並区)から5分ほどの立地にある帽子工房「シャポーヌ」に「クマーヌ」という名の看板猫がいます。幼い頃は黒くて熊みたいだからと「クマ」と名付けられましたが、その後女の子とわかり、店名と同じく最後に「ーヌ」が付くフランス的なおしゃれな名前となりました。

クマーヌは生後間もない頃、ご近所で保護された猫。シャポーヌのオーナー下重恭子さんがクマーヌを迎え入れたときは、やんちゃ盛りの子猫。外へ脱走するわ、そこら中をかけずり回るわで、そのときは「無理無理、絶対に無理!」と思ったそうですが、10年の月日が流れ、今では工房にクマーヌがいるのがあたりまえの日常となりました。

サビ猫「クマーヌ」

クマーヌは1階の工房だけでなく、ご飯が置いてある2階との間を自由に行き来しています。冬は暖かい2階で長い時間過ごしているそうですが、春になれば1階に下りてきて、お気に入りのソファでの時間も増えます。サビ猫「クマーヌ」

サビ猫とは、茶トラ柄に黒色がまぶされた独特な柄を持つ猫のこと。個性的な模様のバリエーションはサビ猫の数ほどあるといわれています。クマーヌは顔の中央の黒いラインが印象的。カラフルな糸巻きに負けないほどの強いインパクトですね。国内でも数は少なく、海外でも珍しいのがサビ猫です。ちなみに三毛猫と同様に、ほとんどがメス猫です。

サビ猫「クマーヌ」

舞台やテーマパークからの依頼で常に慌ただしい工房。そんな中でマイペースに過ごしているクマーヌは。昼寝をしていたとかと思えば、急にちょっかいを出してきます。クマーヌがもたらす小さな出来事が、日々工房内に笑顔をもたらしています。

下重さんに帽子作りのことを聞いてみると、頭の大きさは人によって意外と差があるそうです。その割には洋服のようにサイズ展開がなく、自分にぴったりのサイズやデザインがないのが帽子というもの。オーダーメイドの帽子工房は、サビ猫のようにとても貴重な存在なんですね。サビ猫「クマーヌ」

西荻窪の路地裏を歩く機会があったら、シャポーヌの店頭をのぞいてみてください。クマーヌを見かけたら、誰しもきっと笑顔になるはずです。そして、サビ猫「クマーヌ」の姿や振る舞いに注目してみてください。

Chapeaune(シャポーヌ)
住所:東京都杉並区西荻北3-8-8
電話:03-6312-6184
公式サイト:http://chapeaune.jp/index1.html

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南幅 俊輔(みなみはば・しゅんすけ)
グラフィックデザイナー&写真家

盛岡市生まれ。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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