「今は結婚したくない」という彼氏。考えが変わる可能性はある?

「33歳彼氏に結婚は(今は)したくないと言われた。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。2年以上交際しており、同棲どうせい中の1歳下の彼氏がいるという34歳のトピ主さん。交際当初から「2年付き合って結婚の意志がなかったら別れたい」と伝えていたため、最近は結婚について何度も話し合っているそうですが、彼は後ろ向きな意見ばかり。お互いの意見を擦り合わせができず、別れることとなりそうとのことです。彼の考えが変わり、結婚に前向きになることはあるのでしょうか、と尋ねています。

「絶対に去られたくない」と思う相手には、言えない言葉かも

「“今は”結婚をしたくない」というのは、「いずれ気持ちが変わるかも」という期待を抱かせる点で、あいまいな表現ですよね。結婚するつもりはあるけれど「今は」したくないのか、それとも結婚をする気がないことの婉曲えんきょく表現なのか。真意は彼の中にしかありませんし、彼本人もハッキリとは自覚できていないのかもしれません。

ただこの言葉から読み取れる心理が、ひとつだけあります。それは、彼がトピ主さんのことを「絶対に失いたくない存在」とまでは思えていない、ということです。結婚を希望している相手に「今はしたくない」と伝えることは、相手が去ってしまうかもしれない大きなリスクを伴います。絶対に去られたくないと思っていれば、「いずれするつもりだから、時期を待っていてほしい」などと気持ちが離れるのを引き留める発言をする人が多いだろうと推測します。

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そう考えると、現時点での彼は「トピ主さんを失いたくない気持ち」よりも、「結婚したくない気持ち」のほうが勝っている可能性が高い。この先、気持ちが変わることはもちろんあるでしょうが、彼がトピ主さんのことを今以上に大切で、かけがえのない存在だと思うようにならなければ、結婚に関する意思も変わらない可能性が高いと考えられるでしょう。

「彼にとってかけがえのない存在になれるよう、これから関係を築き直していこう」と思うのか。それとも、「2年付き合った結果がこれならば、気持ちを変えるのはもう無理だろう」と別れを決めるのか。まずはこの2択について、検討してみるといいと思います。

共働きの場合の、結婚と同棲の違いは?

投稿には、彼が主張していた内容もつづられています。

・ 【2年付き合って結婚の意志がなかったら別れたい】という言葉が、交際当時は承諾したものの、ずっと引っかかっていた(結婚したいから付き合っているように感じられたから)
・ 普段からけんかが多く、これが改善するまで結婚はできない
・ 自分で稼いだお金は自分で管理したいし、使いたい
・ 同棲と結婚は何が違うのか、結婚にこだわる理由が分からない

一方、トピ主さんとしては、双方が稼いだお金の一部は、将来のために“家庭のお金”として管理したい考えがあり、子どもを産むことも望んでいる。給料や年収はほぼ同額で、金額も報告し合っており、同棲中の生活費は完全折半。家事も余裕があるほうがやる、という生活状況だそうです。

上記の記述からは、自立しあったパートナーとしての同居、というイメージが目に浮かびました。「同棲と結婚は何が違うの?」と彼が主張しているとおり、確かに共働きの同棲カップルの場合、子どもを産まない限り、結婚しても生活そのものは大きく変わらないでしょう。

さりながら正式に家族という関係になると、時に別々の行動があっても、“ひと組のチーム”として物事を考えていく場面が確実に多くなります。「お互いに自由な個人として一緒にいる関係」というよりは、「チームの一員としてお互いに責任を持ちあう関係」になるという点は、大きな違いと言えるかと思います。

近くにいすぎて見えないものを、お互いに確かめてみて

その後の投稿には「結婚、子供、結局のところ自分の幸せとはなんなんだろう」と考えている、という記述も。トピ主さん自身も、なぜ結婚がしたかったのか、なぜ2年以内にこだわっていたのか、本当に子どもが欲しいのかどうか……といったことを改めて自問し始めているようですね。これは、とても有意義な見つめ直しになると思います。

「結婚や出産は当たり前にするもの」という前提を取っ払い、「この相手と、この彼と、一緒に生きていきたいのかどうか」について、お互いに本気で熟考する期間を設けてみてはいかがでしょうか。お互いにその意思が固まっていけば、結婚へとステップを進めていける可能性はゼロではないように感じました。

そのためには一度、同棲を休止してみることが有効な選択肢になると思います。家を出て初めて親のありがたさがわかるのと同様、離れてみないと見えてこないものはたくさんあります。家の契約を解消しないまでも、一時的な実家暮らしやウィークリーマンションなどの選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

「お互いの人生に、必要な相手なのかどうか」を確認しあう作業は、結婚に至るための最後の関門とも言えます。「自分たちは今、その最後の関門に立っているのだな」「彼との縁が本物かを試されているんだ」とある種の覚悟を決めていれば、極端に悲観的になることなく、少し落ち着いてこの状況に臨みやすくなると思います。お互いの出す結論が、一致するといいですね。応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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