ひとりの人生が怖い。結婚できないかも、という不安が拭えません

「結婚なんかできない気がしてきました」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。親戚や友人が立て続けに結婚や妊娠をし、「なんだか取り残されるような気持ち」になっている、という26歳のトピ主さん。結婚しなければできないことがしたいわけではないものの、ただ漠然と「独りぼっちで生きていくこと」に恐怖を感じて毎日暮らしている、とのこと。このような不安はどうやったら払拭できるのでしょうか、と問いかけています。

今の交際が理由で、本当は「具体的に不安」なのかも

トピ主さんにはアプリで知り合った、同い年で社会人、実家暮らしの彼がいるそう。まだ交際2か月のため、「結婚の話など出るはずもない」とは思っているものの、彼がポロッとこぼした「別に結婚急いでないからな~」という言葉が引っかかっているといいます。結婚観については交際前に浅く話しており、「上っ面の部分ではマッチしている」とは感じるものの、深いところまでは話したことがない、とのことです。

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投稿を読んで、トピ主さんの不安は「漠然としたもの」ではない可能性を感じました。彼の元カノは「すぐにでも籍を入れたい人」だったために、別れたらしいこと。トピ主さんは「重い女になるのは嫌」なので、自分から結婚の話ができないでいること。そして少し言い合いになった際、彼は「俺の中で(結婚に対する)もやもやが解消できなかったら、取り返しのつかない年齢で別れるかも」とも言っていたこと。

そのように言われ、「取り返しのつかない年齢まで元々結婚しないつもりなのかと不安になった」ともつづられています。結婚に前向きな様子がなく、未来の見えない彼との関係が“具体的な不安”を生じさせているのではないか。そんな印象を受けました。

“頭”と“心”の求めるものが違うときは

人が決定を下す際には、二つの羅針盤があります。ひとつは、理性という“頭”で考えて下す決断。もうひとつは、感情という“心”で下す決断です。両方が同じ答えならば迷いは生じませんが、頭と心が求めるものが違う場合は、葛藤につながります。その場合、さまざまなことを鑑み、優先順位などで考えながら最適な着地点を探っていくのが一般的です。ただ時には、片方の意見だけ(気持ちだけ or 頭で考えたことだけ)を優先して決断をすることもあります。

トピ主さんは今、頭と心の意見が大きく食い違っている印象を受けます。頭では「交際2か月で結婚をせがむなんて、重たい女のようで聞きたくない」と考えているけれど、心は「今すぐにも結婚したいし、その確証が欲しい」と思っている。彼を「とても好きだし、尊敬しているので彼と一緒になりたい気持ち」があり、簡単に別れるなどとは考えたくない……とのことですが、本心では今の状況に満足や納得ができないからこそ、不安が生じてしまうのでしょう。

「彼と結婚ができないかも」という予感がありながら交際を続けていることが、今の自分を苦しめている。そう明確に気づくことが、今回のお悩みの解決のためには最重要だと思います。投稿には「大体1年過ぎたら一度話して渋られたら別れようか」とも思っている、という一文もありますが、あと10か月間、今のような不安や不信を抱えたまま付き合っていても、2人の交際は順調に結婚に向かっていくどころか、溝が深まっていくだけのような気もします。

心の距離を今以上に縮め、信頼を深めていくような交際をするためには、気になることをズバリ聞いて、不安を解消するか。それとも「結婚のことはなるようにしかならない」と覚悟を決め、彼と良好な関係を築いていくことに集中するか。その二択しかないように思いました。

自分の願いを否定せず認め、自分で人生の舵を取っていこう

幸せになれる確証もないのに、結婚や出産を望んでしまう。トピ主さんはそんな自分にも悩んでいるようですが、「これが自分なんだ」と丸ごと認めてあげてください。世の中に「ひとりで生きられる人」がいるのと同様、「誰かと生きていきたい」と思う人がいてもいいはずです。自分にとっての幸せな人生をかなえるために一番大切なのは、自分の願いを否定せず、目を背けず、自分の性分を理解して、人生を選択していくことだと思います。

彼が大好きで「絶対に彼と結婚するんだ!」くらいに思っているのであれば、その選択肢に懸けていくことで、その願いを成就させられる可能性はまったくのゼロではないと思います。ただこの選択をする場合、不安になっている暇はなく、「なにがあっても離れない」「彼には私しかいない」くらいの確固たる信念を持つ必要があるでしょう。

そこまでの思いはなく、「今の彼と恋人でいること」よりも「一日でも早く結婚すること」のほうが優先順位が高いならば、重たい女だと思われようとなんだろうと、彼にその意思があるのかを確認するほかない気がします。彼にトピ主さんに去ってほしくない思いがあるならば、本気で質問すれば、本気の答えが返ってくるはずです。もし「そのつもりで考えている」ということであれば、「私は1年で答えを出したいから、その時期に最終決断しよう」と提案してみるのは一案です。

話をはぐらかしたり、適当に言葉を濁したりするようであれば、彼はいずれ「結婚を迫られるくらいなら別れる」という決断をする可能性を感じます。そのような別れ方になれば、トピ主さんは後悔の念にさいなまれ、今以上につらい日々を過ごすことになるかもしれません。そうならないためにも、「自分の目指す未来に向けて、自分で人生のかじをとっていく」という方法もぜひ検討してみてほしいなと思いました。応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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