2022年春コーデ、懐かしの「昭和レトロ」が進化して再熱

近年、ビンテージファッションが世界的なブーム。日本でも1970~80年代を彷彿ほうふつとさせる「昭和レトロ」に注目が集まっています。日本の人気ブランド「MUVEIL(ミュベール)」は2022年リゾートコレクションで昭和の女性作家をリスペクトしたアイテムを提案。スカーフや花柄スカートなどを生かした大人かわいいルックが魅力的です。

「スカーフ」のアレンジで華やぎと大人感をプラス

レトロアイテムを上手に取り入れ、おしゃれの上級者を目指します。特徴的な色や柄のスカーフをアレンジした、ちょっぴり古風なスタイリングがおすすめです。スカーフはきっちり結ぶのではなく、ブローチやリングを使って、胸のあたりで束ねるように巻きましょう。アウターの前を開けても、胸元が華やぎます。

宮田理江のモード日和1月
スカーフのゆるっと巻きで、大人の余裕を匂わせて

オリジナルスカーフ付きのニットプルオーバーがコーデの主役。いずれもラッキーモチーフである四つ葉のクローバー、馬蹄ばてい、テントウムシがあしらわれています。ビーズと毛糸で施した刺繍ししゅうがレトロムードを引き立てます。ゆったりシルエットのパンツもクローバーとテントウムシ。PVC(ビニール系素材)のバッグも「昭和」っぽくてチャーミングです。

宮田理江のモード日和1月
くすみピンクのコーデがレトロ感をアップ

天然色素を染料としたナチュラルダイで、自然な風合いに仕上げたピンクのコートがノスタルジックムードを演出。大きな襟のようなスカーフと、くすみピンクを基調としたラッキーモチーフのプリーツスカートがレトロ感をアップします。裾をウエストアウトしたシャツの上からニットトップスを重ねて、くつろいだ雰囲気のレイヤードコーデに。

絵画風の「花柄スカート」でノスタルジックを強調

クラシカルな花柄はレトロファッションに欠かせません。重要なのは色や柄の使い方。大ぶりで抽象的な花柄はまるで絵画のよう。鮮やかな色彩も印象的です。

宮田理江のモード日和1月
腰まわりのレースがロマンチック

クローバーを刺繍したカーディガンは古風でありながら新鮮。腰まわりのレースのペプラムがロマンチック気分を盛り上げ、マルチカラーの花柄スカートがあでやかさをプラスします。

原色を組み合わせた鮮やかでパワフル配色は、やる気や前向きな気分を起こさせる視覚効果があります。とくに、自然を連想させるイエローやグリーンは、現代のナチュラル志向とマッチして、トレンドカラーにもなっています。

宮田理江のモード日和1月
鮮やかなグリーンがコーデのキーカラー

一見、個性的な昭和テイストのプリントは、組み合わせ次第でモダンに仕上がります。プルオーバーの身頃にはドット柄のプリントが施されて、レースの大襟も古風なディテール。グリーン×イエローの鮮やかなプリントでポジティブ気分が上がります。

クラシカルな大襟で小顔効果アップ

小顔効果が期待される大きな襟は、ムード作りでも“メリット大”です。襟全体をレースで仕上げれば、エレガントで上品な雰囲気を演出できます。

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クラシカルで凜としたエレガントな装い

金ボタン付きのダブルブレストジャケットに、大ぶりな襟のクラシックなブラウスを合わせて、きちんと感もプラス。レースの襟には刺繍がたっぷり施され、とてもエレガント。ジャケットの袖先からもレースがあふれ、凜とした気品を印象づけました。

かわいい動物をモチーフにしたデザインは、ひと昔前のウェアによく見られました。今風レトロでは、ファニーなモチーフと大襟を組み合わせた黒白コーデで、大人感をアップします。

宮田理江のモード日和1月
ゆったりしたサイズ感でリラックスムード

白いニットトップスは黒猫を抱いているような大胆な構図。長く伸びたしっぽがユーモラスです。結んだリボンがストライプ柄になったスカートは、ピンタックをたっぷり施したクラシックなシルエット。黒と白のバランスが絶妙で、大襟と袖先フリルが甘辛な淑女テイストを表現しています。

自分らしく着こなしやすい「ミュベール」のレトロエレガント

新しい年を迎え、いろいろと気持ちを切り替えたくなる時期。時代を超えたタイムレスなファッションはインパクトがあって個性的。新しいことを始めたい気持ちとシンクロして、心引かれます。フェミニンとウィットを兼ね備えた「ミュベール」の装いは、自分らしく着こなしやすいのも人気の理由。数多くのブランドとのコラボレーション企画が舞い込むのも、オンリーワンのテイストが支持を集めているから。今回のレトロリバイバルは、時代に流されない女性像の提案でもあります。2022年春は進化した「昭和レトロ」ファッションでポジティブ気分を上げてみませんか。

画像協力:MUVEIL
https://www.muveil.com

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宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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