新しい年が始まり、初詣に行く人も多いのではないでしょうか。人気レゲエグループ、湘南乃風のSHOCK EYEさんは、年間100社以上の神社を巡り、「神活」で撮りためた写真を自身のインスタグラムで発信しています。「歩くパワースポット」とも呼ばれるSHOCK EYEさんに、スマホで「パワー写真」を撮るコツや、おすすめの神社を聞きました。
神社で撮影した美しくて神々しい写真を、ポジティブになれる言葉とともにまとめた本「待ち受けにしたくなる」(講談社)を2021年12月に出版したばかり。これまでに数万枚撮影してきたというSHOCK EYEさんが、神社に行ったときに必ず撮影する場所が三つあるといいます。それは、本殿、ご神木、鳥居。本殿は神聖な場所のため、正面からの撮影は避けて、横から撮るのがマナー。ご神木は下からあおるようにして撮るとよいそうです。
スマホで神々しい写真を撮影する際の、三つのコツを教えてもらいました。
【撮影のコツ】
(1)神社と自然を組み合わせて撮影する
神社+滝、神社+山など周辺の自然と一緒にしめ縄、鳥居、社などを撮るのがおすすめ。
(2)朝か夕方に行く
朝の柔らかい光やオレンジ色に染まる夕日など、太陽を味方につけましょう。
(3)雨上がりに行く
雨上がりのご神木など、幻想的に撮れます。
続いておすすめの神社と、写真を撮った時のエピソードを教えてもらいました。
■鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)

取材を終えて「さあて帰ろう」というときに、鹿島神宮の方があと二、三十分でちょうど楼門(屋根のある門)に夕日が差し込むことを教えてくれたので、タイミングよく撮影ができました。
スタッフと一緒に見た夕日のきれいさは印象的でした。この場所に日が沈むのは、季節や時間がそろったとき。訪れた時間はちょうどベストタイミングだったようで、宮司さんにも「運がいいですねー」と言われましたよ。実は到着前にちょっとしたハプニングもあったのですが、おかげでいい写真が撮れました。
■二見興玉神社(三重県伊勢市)

伊勢で見るべきは、伊勢神宮だけじゃない。「夫婦岩」で有名な二見興玉神社は、かつては伊勢神宮に参拝する前に、海に入ってみそぎをして心身を清めた場所。これまで何度も訪れているけど、日の出の時間を狙って参拝するのは初めてで、これが本当に素晴らしかった。
起床は午前2時30分。午前4時には宿を出て、まだ夜も明けきらないうちからスタンバイ。日の出の時間にはまだ雲がかかっていて、その場にいたみんなが「今日はムリかな……」と思っていた。それでも30分くらい粘っていたら急に雲の切れ目がでてきて、夫婦岩の間に光の道が通った。夏の短い間だけ見られる、そんな最高の景色を撮影することができました。
■洲崎神社(千葉県館山市)

東京湾の出入り口を見下ろす場所にあり、海岸に向かって歩くと鳥居が現れます。この海岸から見る夕日はフルエナジー。このときは夕日につられたのか、少しだけ富士山も顔を出してくれました。
SHOCK EYEさんは神社の魅力について、「情報があふれる社会にあって、日常の喧噪から離れて、自然に触れたり、静かな空間に身を置いたりできること。ひとりで行くのもおすすめで、年の初めに神社を訪れ、自分と向き合う時間にしてみては」と話します。撮影した写真について、「自分だけで満足するのではなく、SNSなどで誰かとシェアし、『お福分け』しましょう」と呼びかけています。
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表参道で写真展
本の出版を記念し、1月5日から東京・表参道でSHOCK EYEさんが撮影した写真の展覧会が開催されます。書籍に掲載されている写真の展示に加えて、ポストカードなども販売されます。
SHOCK EYE写真展「待ち受けにしたくなる」
会場:FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP
(東京都渋谷区神宮前5‐51‐8 ラ・ポルト青山 1階)
会期:1月5~19日
入場料:無料
(読売新聞メディア局 谷本陽子)
※写真はいずれも新刊「待ち受けにしたくなる」より

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