モテすぎてしんどい。周囲に理解してもらえないのもつらいです

「モテすぎてしんどいです」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。20歳代のトピ主さんは幼少期からずっと不特定多数の女性からモテ続けてきて、そのせいで学校、サークル、バイト、そして社会人になった今も、周囲から理由もなく恨みや怒りをぶつけられてきたそうです。周りに相談しても自慢と取られ、理解してもらえないのもつらい、とつづっています。

「モテる」とは、振り回されること!?

投稿には、トピ主さんがどこにいても大勢の女性にキャーキャーと騒がれ、そのことで日々の生活に支障をきたしてきた様子がつづられています。騒がれるせいで、自分が家族や先生に怒られることになったり、男友達や同級生から恨まれたり、「どうせうれしいんでしょ?という感じ」で理解を得られない。告白を断っても付きまとわれるし、所属する場所や環境が何度変わってもモテ続けてきて、「さすがにしんどい」とのことです。

投稿を読んでいて、「モテたい気持ちがある人がモテる、という世の中だったら、皆がずいぶんラクになるだろうな」と思いました。しかし現実には、男女を問わず「モテたいのに、モテない人」もいるし、「好きな人にモテたいのに、なぜかその人にはモテない」という人もいれば、トピ主さんのように「面倒だからモテなくていいと思っていても、モテてしまう人」もいる。「自分の望むような状況でない」という点においては、形は違えども、少なからずの人がトピ主さんと同じようなしんどい(つらい)思いをした経験がある、と言えるかもしれません。

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一般的に「モテる」は良い意味で使われますが、関係性や場所を問わず、いつでも誰からでもモテることが素晴らしいわけではありません。その理屈ではストーカーも歓迎されてしまいますよね。「モテる」とは多くの人から必要以上に関心を向けられ、他人に振り回され、巻き込まれるリスクが多くある、ということでもあります。トピ主さんも“関心の矢”が勝手に飛んでくる日々が長く続いていることに、しんどさを感じているのだろうと推測します。

モテる人に生まれた宿命は、身長や足の長短などと同様に、自力では変えられないことと言えるかと思います。コンプレックスなどもそうですが、「この自分で生きていくこと」に対する本気の決意や覚悟をすることが助けになるかもしれません。「変えられないことを受け入れ、変えられることは必死で変えていこう」というマインドを持てると、与えられた宿命にとらわれない生き方をしやすい傾向はあるので、ぜひ試してみてください。

モテる人ほど「強い芯」を持つことが必要なのかも

モテる人が自分の望むような人生を歩いていくために必要なのは、強靭きょうじんな“芯”だと思います。関心を持って絡んでくる人が大勢いて、選択肢がたくさんあるからこそ、「自分はこうしたいんだ」という強い芯を持っていないと流されやすくなり、人生が望まぬ方向に転がっていきかねないからです。

「自分はどうしたいか」を常に意識する習慣を付け、それを周りにも主張していきましょう。たとえば、会社の女性たちに騒がれたくないと思うならば、「私は静かに仕事がしたいんです、このような状況は本当に迷惑なんです」と一度ズバッと言ってみるのは一案です。「好意はありがたいもの、きつい断り方をするのは失礼」という意見はあるかもしれませんが、限度を超えたアプローチはもはや好意とは言えません。のちの投稿には、「寄ってくる女性のために学校や仕事まで我慢しないといけないのでしょうか?」という一文もありますが、我慢せずに自分の幸せを優先的に考えていきましょう。

また「モテる・モテない」は自尊心にも関わる部分で、誰にとっても容易には扱いづらいデリケートなトピックです。お互いの状況が異なるだけで、友情が壊れてしまうことも珍しくありません。そもそも他人と共感しあうのは難しいテーマだと心得た上で、心のなかで「他の皆だって自分の思いどおりにならず、つらい思いをしているのかも」と想像してみると、理解されない寂しさも少しは和らげることができるかもしれません。心からの理解や共感を求めるならば、自分と近しい状況にある人に話すのが最善です。

見られることに負けず、自分の目でも人を見ていこう

もしトピ主さんの心に「わかりあえる同性の友達がほしい」「自分が好きになれる相手を見つけて恋人になりたい」といった思いがあるならば、寄せられる関心の目に負けず、自分の目を見開いて“自分がすてきだなと思う人”を積極的に探し、自分が仲良くなりたい相手に、自分からアプローチしてみるのがおすすめです。友情でも恋愛でも攻めの姿勢を取る、ということです。

そのためには、「自分はどんな人が好きなのだろうか?」について、じっくり考えてみることが有効かと思います。「こんなシチュエーションで、こんな行動ができる人は好きだな」などと想像しながら、箇条書きでどんどん書き出していきましょう。「こういう人に出会いたい」というイメージをしっかり持っておくと、出会ったときに気づくことができやすいです。

望まずとも寄せられる好意や関心の嵐に負けず、自分の人生をしっかり歩いていく決心を持って、望むような日々や人間関係を勝ち取っていってください。トピ主さんが楽しく、心地いい毎日を送れるようになることを応援しています。

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

 

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