熱海のバーで暮らす「特別すぎる猫」と、またたび酒で酔いたい

「特別すぎる猫」がいるのは、静岡県熱海市にある「猫に会えるかもしれないバー 熱海Muddy Cat(マディキャット)」。店には3匹の白黒柄の看板猫がいます。そんなバーで暮らす個性的な猫たちに会ってきました。
猫と音楽がテーマの店はオープンしてから間もない頃、めったにお目にかかれない柄と躍動感あふれるポーズをとる「ミチル」ちゃんがツイッターで大人気に。「てんてん」くんと「タビ子」ちゃんも負けじと個性的な姿をSNSで披露し、お店のフォロワーは約5.9万人を超えています。テレビなどの取材も相次ぎ、東京からも猫たちに会うためお店を目指してくるお客さんもいて、招き猫効果にはバーの店主、山村由香さん本人が一番驚いたそうです。猫じゃらしに反応し、空中跳躍やユニークなポーズを決めるミチルちゃん(3歳・メス)。山村さんによると、意外に運動神経は良くないそうで、性格も行動もおっとりタイプ(写真は山村さん撮影)。
Muddy Cat開業のきっかけは、山村さんがサブカルの聖地、高円寺(東京都杉並区)のスナックや新宿ゴールデン街のバーで働くうちに独立を考えるようになったこと。現在の熱海の物件に縁があって、念願のバーを2018年にオープンしました。熱海には、スナック(カラオケや、店員が接客するお店)は多いものの、純粋にお酒を楽しむバーは少ないそう。そのせいかお客さんにはご近所さんが多く、毎日のように来店する常連客さんも。充実のおつまみは、山村さんが「自分がお客様だったら食べたいもの」との考えでそろえられているそうで、お客さんからも大好評です。
店にいる3匹ともに保護猫。店長のてんてんくん(5歳・オス)は山村さんが東京在住時、子猫の時に迎え入れ、その後、一緒に熱海に引っ越してきました。鼻の下の点々模様が名前の由来。唯一の男の子ですが、繊細な性格だそう。
タビ子ちゃん(メス)は推定7歳。大人の段階で保護されたので年齢は推測に過ぎませんが、とても幼く見える瞬間があります。マイペースな性格で外を見るのが好き。3匹はべたべた仲良しというわけではありませんが、絶妙な距離感を保っている関係。
昨年10月にお店をリニューアル。店内には猫好きな大工さんが、時間とアイデアをかけて完成させたキャットウォークがいい味を出しています。流木などのナチュラルな材料が使われていて、落ち着く店内の雰囲気に一役買っています。居心地の良いバーで、猫になった気分で、またたび入りのお酒(またたび酒のカクテル)に一度挑戦してみてはいかがでしょう。甘く飲みやすいお酒と猫に酔いしれること必至です。
猫に会えるかもしれないバー
熱海Muddy Cat(マディキャット)
住所:静岡県熱海市和田町13−8(金城館、ホテル大野屋の近く)
営業時間:夜7時~翌2時。日曜・隔週月曜定休
電話:0557-52-4551
Twitter:熱海 Muddy Cat   https://twitter.com/muddycat_atami

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南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
グラフィックデザイナー&写真家

盛岡市生まれ。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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