松本潤、「99.9」個性豊かな弁護士たちのチームワークは100%

松本潤さんが主演したドラマシリーズ、「99.9-刑事専門弁護士」が映画化され、間もなく公開されます。個性豊かな弁護士たちが99.9%逆転不可能と言われている刑事事件に挑む姿を描いた物語が、3年ぶりに復活。型破りな弁護士、深山みやま大翔ひろとを演じる松本さんに、映画化への思いや、仕事をする上で意識していることなどを聞きました。

――映画化されると聞いた時はいかがでしたか?

ドラマから派生した作品が映画化すると、海外でロケをするなどテーマが大きくなりがちで、世界観が変わってしまうのが難しいと考えています。このご時世でそういうことはできず、良い意味でドラマっぽい作品に仕上がりました。ただ、テレビで見られるドラマとお金を払って見ていただく映画は別物だと考えています。だからこそ、「映画館で見たい!」と思っていただけるような作品にしなければという思いで撮影にのぞみました。先の見えない日々が続いていますが、あまり身構えずに見られる作品なので、劇場に足を運んでいただけたら、良い時間を過ごせたと感じてもらえると思います。

――完成した作品を見た感想を教えてください。

ジェットコースターのような怒濤どとうの展開で、「あっという間にエンディング」という、スピード感のある作品という印象です。事実を追い求める真面目な部分と、濃いキャラクターたちがそれぞれ好き勝手に動き回る部分が、うまく両立するように仕上がっています。

――新ヒロインとして、杉咲花さんが加わりました。

 朝ドラ後に「99.9」の現場に入って、百八十度違うキャラクターを見事に演じていました。小柄なのにすごく馬力のある子で、キャラクターをつかむのも早い。撮影を進める中で、追加になる細かな設定などもあったのですが、いとも簡単にやってのける姿がすごいと思いました。深山にくらいついてくる感じなど、2人の関係性が、これまでの少し距離感があったヒロインたちとは異なる部分があり、面白いです。

映画「99.9-刑事専門弁護士- 」主演の松本潤さん
(c)2021『99.9- THE MOVIE』製作委員会

――弁護士を演じる上で、意識されていることはありますか?

 最初にこの役を受ける時に、刑事事件に専門的に取り組む弁護士の方に話を聞きました。作品の中でも出てきますが、刑事事件はお金にならない。でもなぜやるのかというと、法に裁かれる人がいて、その人の権限を守るために誰かがやらなければいけない、というところに使命感と強い信念を持たれていました。

 そういう話を聞くと、世の中で起こっている裁判に関する新聞やネットニュースの報道は、きっと当事者にとっては表面的な情報に過ぎないのかもしれません。今は実際に何が起こっているのかということをより深く想像して感じるようになりました。撮影している間にも、世の中でも裁判は起こっていて、それに関する当事者の方たちがいます。作品はふざけた部分もあるけれど、日本の法律や事件に関して自分たちなりに向き合っています。

役に大小はつけない

――ドラマは高視聴率で話題となりましたが、その要因は何だったと思いますか?

 どの作品に取り組む時も、誰かに楽しんでほしいと思って工夫しています。数字のために作っているわけではないから、結果的にですが、過去に弁護士や事件を取り上げた作品で扱ってきた内容は省いて、落としどころを見つけていったら、これまでになかった作品に仕上がったということだと思います。

――法律事務所のチームワークの良さも作品の魅力の一つですが、松本さんがチームで仕事をするときに心掛けていることは何でしょうか?

 役や役割の大きさに大小をつけないことです。ピースの大きさが変わるパズルって楽しくないと思うから、それぞれが、形は違うけれど同じサイズのピースであると思っています。だからこそ、「一人一人がどれだけ迷惑をかけずに仕事が出来るかが大事」ということを意識しています。

 若い人が、経験がないながらに一生懸命作業する様子を見て、心を打たれる瞬間があります。自分もそんなふうに、誰かのテンションを少しでもあげられるように仕事をしていきたいです。

映画『99.9-刑事専門弁護士– THE MOVIE』は1230日から全国公開。公開前夜の29日には、映画につながるエピソードが描かれた、完全新作のスペシャルドラマがTBSで放送されます。

 (メディア局編集部 バッティー・アイシャ)

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