ポジティブカラーで気分も弾む、サステナブルな冬ファッション

サステナビリティー(持続可能性)や動物愛護に配慮した、地球と生き物にやさしいファッションに世界的な関心が集まっています。冬アウターの代名詞だった、水鳥の羽毛を使ったダウンウェアも、近ごろは本物のダウンを使わず、同様の機能を実現したアウターが登場。ギルトフリー(罪悪感なし)のおしゃれが提案されています。今回はイタリア発のサステナブルなアウターウェアブランド「SAVE THE DUCK(セーブ・ザ・ダック)」のルックを参考に、冬アウターの着こなし術を紹介します。

宮田理江のモード日和12月
サステナビリティーはファッションの常識に

ビタミンカラーで統一、ポジティブオーラをまとう

冬アウターをもっさり見せないコツは鮮やかな色をまとうこと。2022年春夏シーズンのトレンドカラー、イエローを先取りしました。イエローは有彩色の中で一番明るい色。「光」や「太陽」のイメージもあるポジティブカラーです。イエローをファッションに取り入れ、ポジティブオーラをまといましょう。

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ふわっとした立体フードで温もりと小顔効果を

背中側がふわっと広がったシルエットはユーモラスでアイキャッチー。トリッキーなシルエットはいつもとひと味違う着こなしになります。同系色のパンツで、ワントーンのカラーコーディネートに。細身のパンツで合わせると、アウターの量感が生きて、腰から下がほっそり見えます。

同色のキャップでコーデを決め、キルティングでスタイルアップ

ミリタリーやアウトドア気分を高めるカーキ色の人気が続いています。イエローベースのオータムカラーの着こなしになじむのも魅力。同色のキャップと合わせれば、さらにアクティブ感が強まります。

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段々になったキルティングのディテールが縦に長い印象を強調

キルティングで「ふわもこ」感を高めたパフィな(ふくらんだ)アウター。大きな襟を立て、視線を上に集めることで、スタイルアップの効果があります。せっかくの縦長イメージを生かすには、ボトムスもスラリと見えるものを選びたいところ。セミフレアのパンツなら、さらに脚がすっきり映ります。

ロング×ロングで着ぶくれ回避

バケットハットはバケツを逆さにしたような帽子。メンズ・レディースともに人気です。深めにかぶったバケットハットとロングコートのコンビネーションは、落ち感を際立たせ、軽快感をプラスします。

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バケットハットはニット帽に比べて軽やかなイメージ

プラムカラーのバケットハットとアウターを組み合わせて、冬ルックに不足しがちな華やぎを加えました。ロング丈のパフィアウターは防寒面でも頼もしい存在。たっぷりのキルティングが全体を縦長シルエットに。ロング丈パンツが裾下に見えているので、ロング×ロング効果で着ぶくれして見えません。

濃淡コントラストでめりはりを強調

タフに見えがちなボリュームコートをやわらかい印象にするには、ふんわりスカートが役に立ちます。特に赤系のフェミニンカラーでまとめると、印象的な着映えに仕上がります。

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白いスニーカーで、赤系コーデを引き立てる

真っ赤なパフィアウターと合わせたのは、プラム色のフェミニンスカート。同系色の濃淡を組み合わせた、「トーン・オン・トーン」のスタイリングです。上下で風合いを変えた異素材のコンビネーションがコントラストになって、こなれ感をアップします。

リアルダウンに劣らない機能、動物愛護やリサイクルも

「SAVE THE DUCK」は2012年にイタリア・ミラノで誕生しました。名前が示す通り、「水鳥を守る」という動物愛護の精神からスタートしています。リアルダウンに劣らない軽さや保温力を実現しているのに加え、家庭用洗濯機で丸洗いが可能。きれいなシルエットと多彩なカラーリングも魅力です。中綿にはリサイクル素材を使っていて、環境面での配慮が行き届いています。

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英国のGriffin Studioとのコラボレーションによる「LOVELAND」カプセルコレクション

地球に負荷をかけない「環境に優しい」おしゃれは、気持ちまで温かくしてくれそう。ぬくぬく温かいポジティブカラーのアウターに包まれて、お出かけ気分を満喫したいですね。

画像協力:SAVE THE DUCK
https://savetheduck.jp/

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宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

公式サイト

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