泡でお祝い!騎士団お勧めのシャンパンを駅近のバーで楽しむ  

金色に輝くシャンパンは、クリスマスや年末年始の食事をぐっと華やかにします。仕事帰りに、おしゃれなバーでグラスを傾けるのもよさそうです。シャンパンの魅力を伝える「シャンパーニュ騎士団」のメンバー内坂芳美さんは、「初めて飲むなら、『ポメリー』や『ペリエ ジュエ』がお勧めです。どちらも、日本とつながりの深いメゾンなので、歴史に思いを巡らせながら飲めば、より深く味わえますよ」と話します。

ポメリーを会社帰りに東京駅で

グラスでポメリーを気軽にいただける、東京ステーションホテルのバー&カフェ「カメリア」。ホテルのバーというと重厚で女性一人だと身構えてしまいますが、こちらは東京駅に直結していることもあり、入り口脇の窓から中の様子もわかるので、入りやすいです。

シャンパンのポメリー
東京ステーションホテルのカメリアでいただくグラスシャンパン

皇居が見えるカウンターに座り、シャンパングラスに「ポメリー ブリュット ロワイヤル」(グラス2550円、税・サービス料込み)を注いでもらいます。シュワシュワと細かな泡が立ち上り、華やかなアロマが漂ってきて、黄金色に輝く様は見ているだけでうっとり。フレッシュ感がありつつ、上品なふくよかさを感じて、間違いないおいしさ。今年一年がんばった自分をねぎらってもらっているような気分です。

シャンパンは、発泡性のワインのうちフランスのシャンパーニュ地方のブドウを用いて伝統的な製法で作られたものを指します。それ以外の発泡性ワインは、スパークリングワインと言われます。

東京ステーションホテルで提供するシャンパンの銘柄がポメリーなのには、わけがあります。「皇居に近いので、歴史も感じ取っていただけたら」と、シェフソムリエの鈴木利幸さん。ポメリーは1836年、フランス・シャンパーニュ地方のランスで設立されました。日本に初めて輸入されたのが、1898年。大正天皇以来、昭和、平成、令和と歴代天皇の即位に際して、饗宴きょうえんの席で供されてきました。

ウインターカクテルプレート
東京ステーションホテル「カメリア」のウインターカクテルプレート

カメリアでは季節限定のカクテルも人気です。「ウィンターカクテルプレート」は、3種類の小さなカクテルがプレートに載っていて、2200円(税・サービス料込み)というお得感もうれしいメニューです。「ミックスベリーソルベ」は、3種のベリーにフランボワーズリキュール、バニラアイスなどを合わせてシャーベット状に。甘酸っぱくて、デザートのようです。「キウイスパークリング」は、キウイ、グレープフルーツジュース、辛口スパークリングワインで作られています。「ピーチスムージー」はウォッカベースです。12月31日まで。

アネモネの花がかわいらしいペリエ ジュエ

もうひとつのお勧め「ペリエ ジュエ」は1811年創立の老舗で、ボトルの絵柄が特徴的です。1902年、アール・ヌーボーの旗手エミール・ガレとのコラボレーションによって、ボトルにアネモネが描かれました。植物学者でもあったガレは自身の日本庭園で400もの多年草を育てており、そのなかからアネモネの仲間である秋明菊を選んで描いたとされています。

ペリエ ジュエ
ペリエ ジュエ ベル エポック2013

ペリエ ジュエは現在もアーティストとのコラボレーションを続けており、今年は、ウィーンを拠点に活動をしているデザイナーデュオ「ミシャー’トラクスラー」と協業しています。10月に特別なデザインのギフトボックスを発売しました。かわいらしいオリジナルのグラス2脚とセットになったものは人気で品薄になっています。

ペリエジュエの醸造責任者
最高醸造責任者のセヴリーヌ・フレルソンさん

2020年10月には、最高醸造責任者にセヴリーヌ・フレルソンさんが就任しました。200年余りの歴史で女性の責任者は初めてのことだそうです。業界内でも、女性の責任者は多くはなく、活躍が期待されます。

ブランドを代表するシャンパン「ペリエ ジュエ ベル エポック2013」についてフレルソンさんは、「イメージは大好きな白いらんの花です。壮大でエレガントなストラクチャー(構造)からそう感じるだけでなく、花びらの質感がワインのそれを思い起こさせ、香りにも繊細さが感じられます」と話しています。ホームページでは、グラスで楽しめるお店を紹介しています。

シャンパンを家でおいしく飲むには、どのように扱えばいいでしょうか。内坂さんによると、「冷蔵庫は冷たくなりすぎるので、シャンパンクーラーや水差しなどに、ボトルの肩の部分が隠れるくらいまで氷水を入れて、1時間ほど冷やします。こうすると、シャンパン特有の香り高い華やいだ味わいが引き出されます」。新型コロナウイルスへの不安が消えないなかで、とっておきのシャンパンで華やいだ気分に浸ってみてはいかがでしょうか。(読売新聞メディア局 小坂佳子)

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