冬の本命アウターはふっくらしたボリューム感、着ぶくれ避けるには?

冬本番へ向かって、いよいよ厚手アウターの出番です。今季の本命アウターは、ほどよいボリューム感のあるタイプ。量感を巧みに生かせば、かえって着ぶくれを避けて、細感をアピールする効果も狙えます。ニューヨーク発の人気ブランド「rag & bone(ラグ & ボーン)」は都会派カジュアルのアウターを提案。旬な着こなしのお手本になってくれます。

身も心もぬくぬく「ふわもこアウター」

ふわもこの風合いを持つアウターをまとうと、身も心もぬくぬく癒やされます。ふっくらしたボリューム感がトレンドの今シーズン、1着持っていると重宝するアイテムです。

rag & bone のふわふわのアウターほっこりした質感のボア素材のコートには、カジュアルなパンツやスニーカーを合わせて、気負わない雰囲気に仕上げましょう。ふわもこの風合いは全体の雰囲気を華やかに見せたいときも便利です。

パフィアウターですっきり見せと温かさ

中綿が入った保温性のある「パフィアウター」も人気です。「パフィ」は「膨らんでいる」という意味。パフィアウターのほどよく膨らんだシルエットは、下半身をすっきり見せてくれて、着ぶくれの印象はありません。アウトドア感覚で着こなすのがおすすめです。

モード日和
パフィアウターに色や柄が楽しいマフラーを合わせて(rag & bone 2021年秋コレクション)

2枚の布の間に羽毛や綿をはさんで、ステッチで縫い押さえる「キルティング」は、温かくて軽いのが魅力。縫い目が描く独特な柄が、アウターに動きを加えてくれます。細身のデニムパンツに合わせると、異素材のコントラストが生きて、メリハリ感がアップします。

ジェンダーレスな「進化系チェスターコート」

英国紳士の装いが起源という、縦長のチェスターコート。やや長めの膝丈で上襟があり、上品で端正な着映えが持ち味。スーツの上に羽織ったり、カジュアルに着こなしたり、着回し力の高いコートです。秋冬に活躍する定番アウターが、ソフトなシルエットへと進化を遂げています。

モード日和
オンでもオフでも、着回し力を発揮するチェスターコート(rag & bone 2021年秋コレクション)

今季は、きちんと感のあるシルエットで、着心地の軽やかなタイプが登場。ふわっと巻いたマフラーとブーツインで、上下にボリュームを出すのがスタイルアップのポイントに。カジュアルなパンツと合わせてジェンダーレスに着こなせば、オフの日の着回し力もアップします。

「ニットポンチョ」でボヘミアン気分

モード感のあるビッグなシルエットの「ニットポンチョ」にも注目が集まっています。ポンチョはもともと南米の民族衣装の一つで、四角い織物の中心に首を通す穴をあけたアウターです。からだを包み込む優美な曲線には独特の雰囲気があり、最近の70年代のヒッピーやボヘミアンブームが、ポンチョ人気を後押ししています。

モード日和
ストールをまとったような着映えのニットポンチョ(rag & bone 2021年秋コレクション)

袖がないマントのようなポンチョは、ゆったり感や着心地のよさが特徴。裾が開いたシルエットで、着やせして見えるのもメリットです。襟元がブルゾン風で、正面にファスナーを配した前開きポンチョは着脱しやすく、ミニ丈ボトムスやカラータイツ、ブーツとも好相性です。

英国出身のデザイナーがニューヨークでスタートした、ワークウェアやミリタリー、ヴィンテージなどからの着想を得意とする「ラグ & ボーン」。デニムに強いことでも有名です。ニューヨーカーが好む「こなれたモダンさ」が持ち味で、日本にも多くのファンがいます。

コートやジャケットなど一番上に羽織るアウターは、秋冬ルックのキーアイテムです。ボリューム感のあるアウターをボトムスとバランスよく組み合わせると、大敵の着ぶくれを防ぐ効果があります。コツは首元のマフラーと足元のブーツの合わせ技。アウターのボリューム感を上(マフラー)下(ブーツ)ではさむスタイリングがおすすめ。アウターを上手に着こなして、もっさり見えがちな秋冬のコーデをおしゃれに洗練させましょう。

画像協力:ラグ & ボーン

あわせて読みたい

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

公式サイト

Keywords 関連キーワードから探す