「加トちゃんを愛してる」加藤綾菜がユーチューブで伝えたいこととは?

コメディアンの加藤茶さん(78)との「45歳差婚」で知られるタレントの加藤綾菜さん(33)は最近、新たな挑戦を始めました。そしてそれを、自身のユーチューブチャンネル「加藤家の日常」でも発信しています。「加トちゃんを愛してる」からこそ頑張っているという、綾菜さんの取り組みについて聞きました。

――最近、始められたことがあるそうですね。

栄養士の先生に指導を受けて減塩料理を勉強し、実践しています。実は、加トちゃんが今年の夏前に受けた人間ドックで、医師から「塩分取り過ぎに気を付けたほうがいい」とアドバイスされたんです。以前、大動脈解離を患ったことがあるので、これまでも健康的な食事づくりを心がけてきましたが、新たに塩分計も購入。よくレシピに「塩ひとつまみ」とありますが、これまでは目分量で、いかに調味料を多く使っていたかに気づきました。

減塩料理に挑戦している加藤綾菜さん 大手小町 読売新聞
塩分計を手に、挑戦している減塩料理について語る加藤綾菜さん(読売新聞写真部、今利幸撮影)

私のユーチューブチャンネル「加藤家の日常」で、「命のレシピ」と題して減塩料理の作り方の紹介を始めました。麺つゆとだし汁を使ったささみのいり鶏、レモンを利かせたサケのステーキなどを作っています。煮物を作る際は、だし汁で煮ることも。味に深みを出すには、減塩料理の「御三家」といわれる麺つゆ、ポン酢、マヨネーズを上手に取り入れるのがポイントです。

――減塩料理は、味が物足りないイメージがあります。

確かに、最初は味に物足りなさを感じました。それでも3日ほどたつと慣れてきて、1週間で完全に舌が変わりました。先日、市販のギョーザを食べた時に「しょっぱい」と感じたほどでしたから、人間の舌って不思議です。以前はしょうゆをドバドバかけていた冷ややっこは、刻んだザーサイとプチトマトをのせ、ゴマ油をたらすだけで十分おいしく食べられます。減塩料理を続けて加トちゃんは高血圧が改善し、血液検査の数値もだいぶ良くなりました。私は減量、むくみの解消につながりました。

――ユーチューブでの反応はどうですか?

投稿するまでに何度も試作をして、正直、手間暇がかかります。また、減塩料理は一部の人しか関心はないから、再生回数は多くならないかもしれないけれど、それはあまり重視していません。「健康のために取り入れたい」「糖尿病の親のために作ってみます」などと好意的なコメントを寄せてくれる人や、減塩料理法をもっと知りたいと言ってくれる人もいて、励みになります。食事は生活の基本、動画を通じて食べることの楽しさを伝えたいです。

バッシング乗り越え、「本当の夫婦」に

――10年前、45歳離れた「年の差婚」をした際、「遺産目当てだ」とバッシングされました。

当時は街を歩いても「加藤茶の嫁だよ」と指をさされました。みんな、敵だと思っていました。今でこそ「顔つきが穏やかになった」と言われますが、当時は険しい表情でしたね。結婚後に始めたブログにも、批判的な目が向けられました。ブログを閉じる選択肢もあったでしょうが、ここでやめたら負けだと意地になっていました。

一方、加トちゃんは普段通りに振る舞っていて、「この人、何を考えているんだろう」とイラッとしましたが、あとで、あの時は人生で一番つらかったと知りました。私のことを気遣い、あえて何も気にしていないようなそぶりを見せてくれていたのです。

――夫婦円満の秘けつは?

結婚当初から、ホッとできる家庭を作りたいと強く思っていました。寝られなかったり、人知れず泣いたりした日もありましたが、加トちゃんを笑顔で迎えることを大切にしていました。「嫌なことは引きずらない」がモットー。夫婦げんかもすぐに私が謝って、険悪なムードを長引かせないようにしています。

加トちゃんの大病やバッシングなど色々なことを乗り越えて絆が生まれ、同志、戦友のような、かけがえのない存在になりました。78歳になり、もっとゆっくりしてもいいのに、死ぬまで芸人でいたいと願い、今でもネタを考えたり、コロナ前は年間100本ほどの舞台に立ったり……。そんな加トちゃんを尊敬しています。

彼が年をとればとるほどいとしさが増し、ちょっと縮んだ見た目も性格も話し方も、全てかわいい! 愛しているから長生きしてほしい、それに尽きます。
(読売新聞生活部 山村翠)

加藤茶夫妻
笑顔で写真に納まる加藤綾菜さん(左)と夫の茶さん(綾菜さんの所属事務所提供)

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