菅田将暉主演、映画「CUBE 一度入ったら、最後」 男女6人 脱出阻むワナ

キューブ、つまり立方体の部屋に閉じ込められた男女が脱出を試みる――という程度の予備知識で見た方が、この奇妙な物語を楽しめるかもしれない。

後藤裕一(菅田将暉)は、目が覚めると、囚人のような服を着て、窓のない立方体の部屋にいた。部屋のそれぞれの壁には、重い金属製のスライド式ドアが。ドアを開けると、そこにはまた、別のキューブ……これは一体何?

この建造物には6人が閉じ込められているようだ。後藤の他、甲斐(杏)、越智(岡田将生)、井手(斎藤工)らは、年齢、性別、職業もばらばら。とにかく脱出しなくては。しかし、キューブには、彼らの命を狙う数々のワナが仕掛けられていた。なぜ?

菅田将暉さん
(C)2021「CUBE」製作委員会

積み重なる謎と疑問。そして、閉じ込められる時間が長引くにつれ、彼らの人間性もあらわになる。気弱そうだった後藤はかえって冷静さを増し、強引な井手も、思わぬ優しさを見せる。そんなシチュエーションだけで見る者の興味をぐいぐい引っ張る。

1998年に日本で公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督のヒット作「CUBE」のリメイクだ。清水康彦監督による今作は、殺人トラップの仕掛けに更に怖いアレンジが加えられた一方、ナタリ作品ではかなりドライに描かれた人間観が、日本の観客を意識してか、若干ウェットで優しい。そこは好みが分かれそうだが、リメイクということを考えずに見れば、謎だらけの怪作として十分楽しめる。(読売新聞文化部 浅川貴道)

「CUBE 一度入ったら、最後」(松竹ほか)1時間48分。新宿ピカデリーなど。公開中。

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