西島秀俊「真実」への半年、真犯人考察を楽しんで

真犯人フラグ(日本テレビ系)日曜午後10:30
半年間放送の考察ミステリー。会社員・相良凌介(西島秀俊)の妻・真帆(宮沢りえ)と2人の子が突然、失踪する。凌介は友人の協力で週刊誌に情報を掲載するが、SNSの投稿を機に、凌介に対する世間の目は同情から疑惑へ一変する。

家族が失踪し、日本中の注目を浴びる会社員・相良凌介を演じる。一体犯人は誰なのか、伏線と謎が張り巡らされた物語だ。撮影中、役のスーツ姿で現れ、「人の優しさや感動、ドキドキ、声を出して笑うようなものと、色々な要素が交ざり、楽しめるものが出来たら。可能性をすごく感じています」と声を弾ませた。

2019年に日本テレビ系で放送され、犯人の考察でSNSが持ちきりとなった「あなたの番です」の制作スタッフが集結した。企画・原案も同じ秋元康だ。「見ている人がのめり込み、楽しいもの」に最も参加したかったといい、うってつけの作品となった。結末や、それぞれの役柄にある「内緒の情報」は知らされておらず、「犯人だけ知っていてあとは知らない作品はあったが、今回は本当に分からない。楽しみです」と笑う。

サラリーマンとして運送会社で働く凌介は、家族が姿を消した真相を暴こうと立ち上がる。演技で心がけているのは市井の人々の「リアル」だ。「どんなこともやるけれど、それはあくまで善良な市民として。友人や同僚、警察の力も借りる。人物としてのリアルなラインを守りたい」。性格もおっとりしていてお人よし。視聴者の共感を呼び、応援したくなりそうな男だ。

西島秀俊さん

撮影は半年間にわたる長丁場となるが、「本当にワクワクしている」とほほえむ。「一つの役と長い時間を一緒に過ごすというのはすごく幸せなこと。自分で思っていたよりも、見てくださった方々の力で役が大きく育つなど、3か月では起きないことが半年の間に起きるんです」

真実にたどり着くまで、視聴者と共に胸を躍らせつつ、走りきる覚悟だ。

モンブランを探求したい

Q この夏の思い出は。

A カブトムシをめちゃくちゃ捕まえられる木を知っています(笑)。僕の夏はカブトムシとクワガタでほぼ終わっています。(場所は)絶対に秘密です。

Q 映画好きで有名。見たい作品は。

A 「あのこは貴族」。気になります。

Q 甘味が大好物ということで、長丁場の撮影のお供にしたいものは。

A やっぱりモンブラン。秋は間違いない。元々好きですが、これからはモンブランの季節。色々と探求したいです。

(文・読売新聞文化部・松田拓也 写真・岩佐譲)

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西島 秀俊 (にしじま・ひでとし)

1971年3月29日生まれ。東京都出身。93年のドラマ「あすなろ白書」で人気を博す。公開中の映画「ドライブ・マイ・カー」に主演。内野聖陽と共に主演したドラマの劇場版「きのう何食べた?」が、11月3日に公開予定。

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