柳楽優弥 「セリフが強烈」カリスマ塾講師役で引き算の演技

二月の勝者―絶対合格の教室― 日本テレビ系 土曜 午後10:00
大手の中学受験塾でカリスマ講師だった黒木蔵人(柳楽優弥)が、不振の中堅塾「桜花ゼミナール」の校長に迎えられる。彼は新6年生に「全員を第1志望に合格させる」と宣言。保護者や新任講師の佐倉麻衣(井上真央)らを驚かせる。

「合格のために、最も必要なのは、父親の経済力と母親の狂気!」「我々の仕事は、教育者ではなくサービス業です」――。中学校受験が題材の連続ドラマで、進学塾で抜群の合格実績を誇るスーパー講師・黒木蔵人を演じる。彼の言葉は、辛口ながら本質を突いているものばかりだ。

「黒木は、簡単には話せないようなことをズバッと言う。『おまえに言われたくねぇよ』って思われない雰囲気を作らないとダメなんです」

原作は、累計200万部以上と人気の同名漫画。塾での黒木は、スーツを着用し、前髪を下ろして整えた髪形が特徴だ。その姿になると、声のトーンも自然と低くなり、クールな黒木に変身できるという。

そんな黒木を演じる上で意識しているのが“引き算”の演技だ。「セリフが強烈な上、存在感がしっかりしている役なので、足し算をして大きく見せる必要がない。演技としては極力、何もしないようにしています」と打ち明ける。

柳楽優弥さん

「アオイホノオ」「今日から俺は!!」など過去に出演した漫画原作ものでは、やや誇張気味の“足し算”の演技で役の個性を際立たせてきた。それらとは対照的な引き算の演技を、30歳代になって最初の連続ドラマの主演作で求められ、「俳優として、そんな演技ができないといけないと思っていた時期にやらせていただける。いろいろ学びながら挑戦したい」と意気込む。

中学校受験の実情だけでなく、子どもと一緒に大人も成長する「人生の攻略法」を示すことも試みる。「それをエンターテインメントとして楽しく見てもらう。やりがいしかありません」。外面はクールに、内面では俳優としての情熱を燃やしている。

自家製みそで毎日みそ汁

Q 小学生の頃の得意科目は?

A 体育と国語。国語は記憶力が良い方だったので、漢字がすごくできました。

Q コロナ禍の影響でドラマの撮影が1年ほど延期されましたが、その間に何か始めたことはありますか?

A 自分でみそを造るようになりました。みそ汁は毎日、1回は飲むようにしています。それから船舶免許を取りました。俳優が持っていそうな資格だなと思って挑戦しました。1級なので、海外へ行くこともできます。

(文・読売新聞文化部・笹島拓哉 写真・米田泰久氏)

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柳楽 優弥 (やぎら・ゆうや)

1990年3月26日生まれ。東京都出身。2004年、映画デビュー作「誰も知らない」で、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した。代表作に舞台「海辺のカフカ」、ドラマ「ゆとりですがなにか」など。

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